邦楽

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櫻坂46 「Nobody’s fault」全曲レビュー 改名の決意表明と再挑戦

  • 2020.12.15

2020年12月9日に発売された櫻坂46 デビューシングル『Nobody’s fault』。 今回のシングルではセンターが二期生の森田ひかる、藤吉夏鈴、山﨑天の3人に分かれるという新体制をとっているため、センターごとのカラーも出やすく色んなタイプの楽曲が楽しめるという構成になっている。 今回はメッセージ性の強かった欅坂の楽曲からどんな風に進化し、どんなタイプの楽曲が収録されていてそこに […]

「毒」を飲み込みんで強さを得るまで、Awich「孔雀」(2020)アルバムレビュー

  • 2020.12.06

2020年8月21日にDebut EP「Partition」でメジャーデビューを果たした沖縄出身のラッパーAwichのインディーズで最後に発売したアルバム「孔雀」。 「毒のある虫や蛇を好んで食べる」という孔雀を自分自身と重ね、女性の強さと彼女自身の物語を提示した本作は今の時代に鳴るべくして鳴った音のように思う。アンダーグラウンドな音楽世界観は一見攻撃的で凶暴に見えながらも、どこか危うく儚い。 「美 […]

音楽史に残る怪作、椎名林檎「無罪モラトリアム」(1999)アルバムレビュー

  • 2020.11.23

椎名林檎「無罪モラトリアム」 1999年2月24日に東芝EMIより発売された椎名林檎のデビュー作「無罪モラトリアム」。おそらく椎名林檎のキャリアの中でも1,2位を争うほど人気が高く、椎名林檎をよく知らない人でもこのジャケットは見たことがある人は多いのではないだろうか。 このアルバムに収録されている楽曲のほとんどは、椎名林檎がデビューする前に作曲されている。アルバムタイトルについて彼女は、「人間とし […]

圧倒的職人バンドTHEATRE BROOK「TALISMAN」(1996年)アルバムレビュー

  • 2020.11.07

THEATRE BROOK「TALISMAN」 ファンキーなグルーヴで貫かれたR&Rに、ヒップホップやワールドミュージック、エレクトロニクスなど雑多な要素を取り込みながらも、壮大なスケール感でロマンティックに包み込む音楽性。THEATRE BROOKは結成から30年を超える日本のロックバンドだ。 フロントマンである佐藤タイジの圧倒的なカリスマ性を、バックを固める名うてのミュージシャンたちに […]

ヴィジュアル系ロックバンドの金字塔、Janne Da Arc「JOKER」(2005)アルバムレビュー

  • 2020.10.24

2007年に活動を休止し、2019年に解散を発表した人気ヴィジュアルバンドの金字塔、Janne Da Arc。 解散の道を進むことになってしまったJanne Da Arcだが、彼らの作ってきた楽曲の輝きは消えることなく、解散して1年以上経った今でも根強い人気を誇っている。 今日は、そんな彼らが2005年にリリースした6枚目のオリジナルアルバムにして最高傑作「JOKER」について全曲レビューと共に紹 […]

空を見上げて「青になる」感情の渦、きのこ帝国「渦になる」(2012)アルバム全曲レビュー

  • 2020.10.18

きのこ帝国「渦になる」 <収録楽曲> 1.WHIRLPOOL 2.退屈しのぎ 3.スクールフィクション 4.Girl Meets Number Girl 5.The Sea 6.夜が明けたら 7.足首 2012年に発売されたきのこ帝国の全国初の流通版「渦になる」 メジャーデビュー前のミニアルバムだが、どこか陰鬱な影を残しながらも優しく人の痛みに寄り添ってくれるようなこの作品はファンの中でも「最高傑 […]

欅坂46史上最も救いのない曲「もう森へ帰ろうか?」MV・歌詞 考察

  • 2020.10.04

黒い羊、エキセントリックなど欅坂の楽曲には暗くメッセージ性の強い楽曲が多いけど、中でも「もう森へ帰ろうか?」は個人的に欅坂史上最強に救いのない楽曲なんじゃないかと思う。 例えば黒い羊は社会の中での疎外感や孤独、人と違うということで迫害されることを歌った楽曲だけど、曲の最後では「それなら僕はいつだって それでも僕はいつだって ここで悪目立ちしていよう」と主人公の中で周りと違う自分を認め、楽曲の中で主 […]

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