【全アルバムを集計】Pink Floydのおすすめ名盤ランキング15選!

イングランド出身のプログレッシブ・ロックバンド、Pink Floyd(ピンク・フロイド)。

1960年代から2010年代に至るまで活躍した世界的バンドであり、一説によると「狂気」は世界で2番目に売り上げたアルバムとも言われています。

今回はPink Floydの名盤ランキングを調べるにあたって海外メディアと検索上位サイトのランキングでランクインしているものをポイント化し集計しました。

結果は以下の通りです。

ちなみに集計方法は以下の通りです。

・1位で紹介したものを100ポイントとし、紹介数で割った数のポイントを加点

・参考サイト一覧
https://www.meiban-navi.net/pink-floyd.html
https://myk69.com/pink-floyd-album/
https://report-newage.com/11484
https://ultimateclassicrock.com/pink-floyd-albums-ranked/
http://blog.livedoor.jp/jikkennezumi/archives/2019268.html
https://www.commmedia.psu.edu/special-coverage/story/arts-entertainment/pink-floyd-albums-ranked-from-worst-to-best

15位:Soundtrack from the Film More(モア)


1969年に発表されたバーベット・シュローダー監督の映画『モア』のサウンドトラック。

初期のアルバムの一つで、3作目のアルバムです。

ハードロックのような楽曲から浮遊感ある優しい楽曲も収録されているバラエティに富んだ一枚で、試行錯誤しながら実験的に模索していた頃のフロイドのアルバムと言えます。

映画はあまり評判が良くないようですが、サントラとしてではなくオリジナルアルバムとしても十分に楽しむことができる一枚です。

14位:A Momentary Lapse of Reason(鬱)


1987年に発表された通算13枚目のスタジオアルバム。

前作「The Final Cut(ファイナル・カット)」発売後の1985年にロジャー・ウォーターズが脱退し、デヴィッド・ギルモアが中心の新体制となった、新生ピンク・フロイドの第1作でもあります。

それまでのコンセプト主義的なアルバムではなくなり、ギターの綺麗な音色と今までの作品とは一味違う重たさと不気味な雰囲気を楽しむことができる1枚ですが、発売当時は駄作だと言われていました。

ミドルテンポで聴きやすい楽曲が多いので、実験的なサウンドが苦手な人でも聴きやすい1枚です。

13位:Ummagumma(ウマグマ)


1969年に発売された4枚目のアルバム、「Ummagumma(ウマグマ)」

従来の代表曲をライブレコーディングした1枚目と、各メンバーが個々に組曲を作曲したスタジオ・テイクを集めた2枚目に分かれているアルバムです。

狂気以前の作品であり、スタジオ盤の方は実験色も強く、メンバーの音楽的意欲をダイレクトに感じることができます。

原子心母以降の完成しきった作品とはまた一味違った良さを感じることができるアルバムです。

12位:The Endless River(永遠/TOWA)


2014年発売の13枚目のスタジオアルバム「The Endless River」

ボーカル曲は最後の一曲のみで、他の曲は全てインストゥルメンタルです。

このアルバムもかなり賛否両論あるようですが、空間的な楽曲が多く、宇宙のような音の広がりを楽しむことができる壮大な1枚になっています。

歌詞こそないもののデヴィッド・ギルモアのギターが叙情的で、良くも悪くも毒々しさや重たさはなくただひたすらに美しい作品です。



11位:Obscured by Clouds(雲の影)


1972年に発売されたバーベット・シュローダー監督の映画『ラ・ヴァレ』のサウンドトラック「Obscured by Clouds」。

初中期の作品で、名盤「Meddle」と「The Dark Side Of The Moon」の間にリリースされています。

サントラですが、Pink Floydの音楽に対する飽くなき探究心が楽しめる良盤で、幻想的な浮遊感が漂っている心地の良い1枚です。

10位:The Final Cut(ファイナル・カット)

1983年発売の12枚目のスタジオアルバム。

ロジャー・ウォーターズが在籍していた最後のアルバムでもあり、これ以降、Pink Floydは完全にデヴィッド・ギルモア中心体制へと変わっていきます。

当初は「The Wall」のコンセプトの延長にあるものを作ろうとしていましたが、描かれているテーマは戦争に近く、明確な関係性を感じることは難しいです。

ですが、ロジャー・ウォーターズがギルモアと対立しながらもなんとか具現化させた1人の人間の戦死した父親への思いや社会への投げかけを感じることができる1枚になっています。

セールス的には奮わなかったアルバムですが、The Wallの雰囲気が好きな人には一度聞いてみて欲しいです。

9位:A Saucerful of Secrets(神秘)


1969年発売の2枚目のアルバム。

初期の中心メンバーだったシド・バレットがレコーディング途中で脱退し、バンドとしては危機的でありながらも転換期の中でリリースされたアルバムです。

このアルバムで後釜となるデヴィッド・ギルモアが新たに参加し、ロジャー・ウォーターズ中心体制へと移行していきました。

初期のフロイドを象徴するようなサイケデリック色の強い幻想的な楽曲が揃っていて、ア陰鬱ながらも美しい雰囲気を漂わせています。

8位:The Division Bell(対/TSUI)


1994年リリースのギルモア体制に移行してから2作目のアルバム。

ギターバンドが好きな人にとっては、ギルモアがリーダーシップを取るようになってからの美しく綺麗なギターの泣きメロを楽しむことができるこの時のPink Floydは聴きやすく入りやすいかもしれません。

全編通して前作「鬱」よりも明るく爽やかな印象に仕上がっていて、一般的な知名度はそこまでないかもしれませんが、全世界で1,000万枚を超える売上を記録したアルバムです。

7位:The Piper At The Gates Of Dawn(夜明けの口笛吹き)


1967年に発売された記念すべきデビューアルバム。

シド・バレット中心体制のこの頃のフロイドは、プログレというよりはサイケデリック・ロック、アシッド・フォーク的な楽曲が多いです。

2作目「A Saucerful of Secrets」からはギルモアが参加し、ロジャー・ウォーターズの曲も増えたことからシドがPink Floyd名義で主導して制作した最初で最後のアルバムになっています。

サウンドからナチュラルに溢れ出る狂気はシドの精神崩壊に起因するものなのかもしれませんが、極彩色のサイケデリックロック唯一無二のかっこよさがあります。

6位:Atom Heart Mother(原子心母)


1970年発売の5枚目のアルバム。

シドバレット脱退後、より独創的で実験的な音楽を作ろうとしていた頃の作品で初期の代表作の一つに数えられます。

アルバムと同名の24分にも及ぶ組曲「Atom Heart Mother」はオーケストラなども取り入れ、非常にスケールが大きく、ドラマチックな楽曲です。

また、このアルバムで初めてPink Floydはセールス1位を獲得し、世界的なモンスターバンドへと邁進していくことになります。



5位:Animals(アニマルズ)


1977年にリリースされた10枚目のアルバム「Animals(アニマルズ)」。

パンク・ムーブメントが勃興し全盛期を迎えた頃に迎えた今作は、今までのPink Floydとは一味違って静と動の緩急が激しく、社会批判色の強い作品になっています。

人間を動物に例えて階層分けしているのが面白く、犬(上流ビジネスマン、軍人)と豚(資本家)と羊(労働者階級、一般人)の3つに分かれています。

4位:Meddle(おせっかい)


1971年発売のアルバム「Meddle(邦題:おせっかい)」

20分を超える大作「Echoes」をはじめ、聴き応えのある奥深い1枚です。

いわゆる長尺で展開が目まぐるしく変わるプログレ的な楽曲だけではなく、中盤はカントリー調の楽曲が中心に入っているため、オーソドックスなロックを楽しみたい人にも刺さるアルバムなのではないでしょうか。

「狂気」の陰に隠れてしまいがちですが、確かな名盤の一つです。

3位:The Wall(ザ・ウォール)


1979年発売のコンセプトアルバム「The Wall」

ロック・スターの主人公ピンクが感じる社会からの疎外感や孤独感を描いたロック・オペラで、3,000万枚を売り上げる大ヒットを記録しました。

様々なSEやギルモアの多様で繊細なギタープレイ、そしてロジャー・ウォーターズの狂気さえ感じるようなボーカルが主人公ピンクの内省的な心の叫びを表現しているように感じます。

2位:Wish You Were Here(炎~あなたがここにいてほしい)


1975年に発売され、全米・全英第一位という大ヒットを記録したアルバム「Wish You Were Here(邦題:炎~あなたがここにいてほしい)」。

前作「狂気」に続けてリリースされたアルバムということもあり、プレッシャーや重圧の中苦悩しながらできた作品と言われています。

哀愁溢れたギルモアの繊細なギタープレイがより発揮された1枚であり、シドバレットに宛てた楽曲「Wish You Were Here」は言わずと知れた素朴ながら心静かに聴くことのできる名曲です。

1位:The Dark Side Of The Moon(狂気)


第1位はやはり、1973年にリリースされたもはや説明不要の言わずと知れた名盤「The Dark Side Of The Moon(狂気)」という結果になりました。

5000万枚以上の売り上げを記録し、バンドの商業的成功を決定づけた1枚です。

ロジャー・ウォーターズはRolling Stone誌の取材で「『狂気』は真摯なテーマと誠実なメッセージを宿した(ピンク・フロイドとしての)初のレコードだ」と語っていて、富や時間、そして人の狂気など多様なテーマを包含したアルバムになっています。

どうやって生きていくべきなのか、どうやって日々を過ごすべきなのか。50年近く前にリリースされた作品にも関わらず、痛烈かつ斬新な歌詞でその意味を今聴いても再考させられます。

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