コラム– category –
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安部公房の「砂の女」を読んで。不自由な労働生活をそれでも人々が選ぶ理由
安部公房の代表作のひとつ「砂の女」 この話は不自由の連続とも思える労働生活は幸せなのかという、日常の中で忘れてしまいそうな疑問を投げかけてくれる小説です。 私自身は学生時代に「砂の女」を読んだのですが、社会人になり、実際に自分で労働をし、... -
大人になってから星の王子さまを読むと泣いてしまう。
誰もが一度は聞いたことがあるであろう本「星の王子さま」。 「星の王子さま」は子供だけではなく大人にも、いやむしろ大人にこそ刺さってしまう本です。 この本のメッセージはとにかくシンプルです。「一番大切なことは目に見えない」 これは目に見える結... -
資本主義から逃げ出したくなった話。もうこれ以上戦いたくないという本音について
「資本主義から逃げ出したい」というタイトルにも関わらず、私は会社員として働き、お金で物やサービスを交換しながら毎日生きています。 会社員として働いてから、資本主義の中の兵隊として自分はもう頑張れない。そんな風に思うようになりました。 資本... -
仕事ができない人間の生存戦略。働きたくない人間が資本主義社会で生きていくために。
新卒で入社した時、私は自分は仕事ができる人間だと思っていました。 私はIT系のベンチャー企業でインターンをし、そのままその会社に内定をいただき就職する形になったのですが、当時は社員の方からもおそらく「大学生にしては及第点レベルの成果も出して... -
【完全版】初めてのレコードガイド。プレーヤーの買い方からレコード屋に行くまで
若干のハードルがあるレコード集めという趣味 レコードというと、「音楽に詳しくないといけない」「CDと比べてハードルが高い」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。 昔レコードショップで働いていたので、マニアックなレコードの世... -
知らないバンドの曲をライブで初めて観る楽しさを改めて伝えたい。
あえて知らないバンドを観に行く楽しさ ライブといえば、好きなバンドやアーティストのライブに行くことが多いかと思います。 私もそうです。イヤホンで聴いてるだけで飽き足らず「生で聴きたい」と思い、チケットを取り、会場まで足を運ぶのは「好き」の... -
会社を辞めたくて、節約をしていたら意外とメンタルが安定した話。
「節約」という言葉を聞いて、何をイメージしますか? 「ケチ臭い」「つまらない」「モテない」とか、こんな感じでしょうか。 私の中で「節約」は、「切り詰めて我慢する」ものではなく、「自分にとって幸福につながらない出費をなくす」というのが正しい... -
自分はきっと会社員のままでいたら性格が悪くなる。そう思った瞬間について
会社員のままだと性格が悪くなるんじゃないか。働く中でそう思った瞬間がいくつかありました。 自分に対してもそうだし、一緒に働いた人の中で常にピリピリして、イライラしていた人も見てきました。 でも、それはその人の性格が性悪なのではなく、会社員... -
「未来の私を思い出せたらあなたとの今を忘れなくていい」について考えたこと。
「未来の私」を「思い出す」という矛盾 未来の私を思い出せたら あなたとの今を忘れなくていい この歌詞、「どういう意味?」と思いませんか? これはBUMP OF CHICKENの「pinkie」という歌詞の最後を締めくくるフレーズです。 「未来の私」を「思い出す」... -
「普通」になるために努力して完全に挫折した話。アラサーになってから気づいたこと。
私は自分のことを悪い意味で「普通ではないのかもしれない」と幼いながら思っていました。 今でも覚えている原体験として、幼稚園の時、紙のクリスマスツリーを組み立てて作った時のことを鮮明に覚えています。 クリスマスツリーの型はできていて、我々園...
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