7インチのドーナツ盤を聴くには?聴き方やサイズの違いを解説!

レコードには12インチと7インチのレコードがあります。

そして7インチには通常の7インチと真ん中の穴の部分が大きく空いているドーナツ盤の2つがあります。

大きさの違いによって再生方法に違いがあり、細かいところがレコードプレーヤーを初めて購入した際にあまり載っておらず意外と苦労した経験があったので、今回は種類の違いやそれぞれの再生方法について紹介していきたいと思います!



12インチと7インチ(ドーナツ盤)の違い

まず、12インチと7インチは大きさが違います。

12インチレコードと7インチレコード

これは直径の大きさの違いになっています。

基本的に12インチはアルバムで片面に4~6曲、7インチはシングルなので片面に1~2曲が収録されています(たまに例外がありますが)

ドーナツ盤は7インチの中でも真ん中の穴の部分がドーナツのように大きいもののことを言います。

下の図で言うと、右がドーナツ盤で左が通常の7インチレコードです。

後ほど詳しい聴き方は解説しますが、ドーナツ盤の場合、この穴の部分にはめて再生を安定させるためのアダプターが必要になります。

ドーナツ盤と通常の7インチレコードの違い

(画像引用:https://www.wolfpack-united.jp/qa/023/)

また、回転数は12インチが33回転、7インチが45回転というのがスタンダードです。回転数が違うとピッチが違ってかなり違和感があるように聞こえるので、再生してみて違和感を感じたら是非回転数を確認してみてください。

レコードプレーヤーの回転数調整用のつまみ

ION Audio MAX LPの場合、このつまみで回転数を調整することが可能です。

12インチと7インチの違い
・形式:(7インチ:シングル、12インチ:アルバム)
・回転数(7インチ:45回転、12インチ:33回転)

通常の7インチとドーナツ盤の違い
・ドーナツ盤は7インチの中でも真ん中の穴の部分がドーナツのように大きいもののこと
・ドーナツ盤は再生する時にアダプターが必要




ドーナツ盤の再生方法

ドーナツ盤の7インチを再生する際は45回転に調整した上でEPアダプターを利用する必要があります。

12インチや通常の7インチの場合は穴の部分をセンタースピンドルに挿せばそのまま聴くことができますが、ドーナツ盤の場合は穴が大きいのでこの部分を調整するためにアダプターを使います。

アダプターは別途買う必要がありますが、筆者が初めて購入したレコードプレーヤー「ION Audio MAX LP」には元々付属していたので、まずは付属してるかを確認しましょう。

このレコードプレーヤーの場合、この赤枠部分に収められていて、馴染みすぎていて案外分かりにくいので見てみて欲しいです。

レコードプレーヤーに収納されてる7インチ再生用のアダプター

アダプターを準備したらセンタースピンドルに設置し、その後レコードを置きます。

あとは45回転に合わせて通常の再生方法と同様、針を盤面に載せればOKです。



おすすめのアダプター4選

アダプター自体は800円〜4000円で基本的には買うことができます。

もちろん、レコードプレーヤーに付属してるものでも基本的には問題ないのですが、重量があるものの方が再生が安定するなど、こだわることによるメリットもあります。

あとはデザインがおしゃれかどうかなど、視覚的にも楽しむことができるのも魅力です。

ここからは機能的におすすめできるアダプターや、デザインがおしゃれなアダプターを4つ紹介していきます!

1. MayRecords 7インチEPレコード用アダプター

重さ50g
素材‎アルミニウム

シンプルですが高級感のあるブラックアルミを使用したMayRecordsのアダプター。

50gの重さがあるので、再生の時の安定感も抜群です。

手触りも良く、コスパ良くこだわって良いものを使いたい人にはまずおすすめしたいアダプターです。

2. kwmobile 7インチ ドーナツ盤アダプター

重さ32g
素材アルミ合金

直径3.8 cm、穴の直径0.8 cmで全てのスピンドル、ドーナツ盤に対応しているアダプター。

アルミ合金を使った素材と落ち着いたシルバーが高級感を出しています。

先ほどのMayRecordsのアダプターよりは少し軽いですが、一定の重さがあるので載せた時のフィット感がプラスチックのものを比べるとかなり心地良いです。

3. NAGAOKA レコードアクセサリ EPアダプター

重さ20g
素材アルミ削り出し

レコード針などで有名なNAGAOKAのEPアダプター。

十分なクオリティーながら1,100円と比較的安価で買えるのも魅力です。

アルミ削り出しのアダプターなので、約1,000円とは思えない高級感があります。

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4. Sure Shot ORING アナログレコード用 EPアダプター・スタビライザー

重さ110g
素材ステンレス鋼

音質にしっかり拘りたい方におすすめのワンランク上のポーランド製のアダプター。

重さも110gと通常のアダプターの2〜4倍程あり、、スタピライザーとしての役割も十分です。

また、レコード愛好家のためのハンドメイド製品ということもあり、機能はもちろんプロダクトのデザインが洗練されていておしゃれです。

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