Bluetooth対応のおすすめのレコードプレーヤー8選を紹介!

サブスクが浸透した現在でも根強い人気を誇るレコード。

今回はレコードの音をBloutoothで飛ばして楽しみたいという方向けに、元レコード屋店員の筆者がBluetooth対応のレコードプレーヤーを8選紹介します!

Bluetooth対応ではないレコードプレーヤーでBluetooth対応させる方法も合わせて紹介するので、是非参考にしてみてください!

Bluetoothでレコードの音を聞くには

レコードの音をBluetoothで聴くためには、Bluetooth対応のプレーヤーを買う方法とBluetooth機能のないプレーヤーをBluetooth化させる方法の2つがあります。

2つ目のBluetooth化ですが、Bluetoothトランスミッターを接続すれば、既存のレコードプレーヤーをBluetooth化することができます。

3,000円〜4,000円ほどでBluetoothトランスミッターは購入できるので、既にプレーヤーをお持ちで予算を抑えたいという方は是非使ってみてください。

おすすめのアイテムはレコードプレーヤーはもちろん、ほぼ全てのオーディオ機器でBluetooth機能を楽しむことができるAnkerの 「Soundsync」です。

これ一台でトランスミッター(送信機)とレシーバー(受信機)の役割をどちらも果たしてくれます。

Bluetooth対応レコードプレーヤーの選び方4つ

1. スピーカーが内蔵されているか

レコードプレーヤーの中にはスピーカーやアンプが内蔵されていないものもあり、ものによっては別途購入する必要があります。

しかし、こういったレコードプレーヤーは昔に発売されたもののため値段が高い傾向が多く、基本的にリーズナブルな最近発売のモデルであれば基本的にスピーカーがついていて、プレーヤーを買うだけで再生が可能です。

音質にこだわり別途スピーカーを購入するという場合ではなければ場所も取らず、手軽に再生できるスピーカー一体型のモデルがおすすめです。

後の章で紹介するレコードプレーヤーは、スピーカー内蔵の有無も記載してますので是非参考にしてみてください。

2. 回転数

レコードの回転数には33回転/45回転/78回転のものがあります。

大まかな3つの違いは以下の通りです。

・33回転…アルバム盤の回転数。最もスタンダード
・45回転…シングル盤(7インチ)の回転数。
・78回転…SP盤と呼ばれるレコード。珍しい。今はあまり普及していない。

多くのレコードプレーヤーが33回転と45回転には対応していますが、78回転には対応していないレコードプレーヤーもあります。

そのため、SP盤を既に所持していたり、昔の廃盤もコレクションしてこれから聴きたいという方は78回転にも対応しているのかはチェックしておく必要があります。



3. 回転方式

回転方式には以下の3つのタイプがあります。

ベルトドライブ方式が現在の主流で、製造する技術もダイレクトドライブに比べて難しくないためリーズナブルです。

ベルトドライブ方式
…現在のレコードプレーヤーの主流。回転は滑らかだが、再生音の音程やテンポが揺れることも起こりやすい。また、ゴムベルトが消耗するため取り替えるのが理想。

ダイレクトドライブ方式
…モーターとターンテーブルが直結されている方式。一定の回転速度になるまでの時間が短いため、回転がベルトドライブに比べて安定している。ベルトドライブより流通数が少ない。

アイドラードライブ方式
…力強い音再生が可能なのがメリット。数が少なく高額化しているものが多い

4. カートリッジの種類

レコードには様々な部品がありますが、カートリッジ(針先の部分)はその中でも音質にダイレクトに影響します。

これは、カートリッジがレコードに刻まれた振動を電気に変える発電機のような機能を担っているためです。

カートリッジにはMM型とMC型の2種類があり、大きな違いは以下のようになっています。

MM型
スタンダードなカートリッジの形式。自分で針交換が可能で、安価なものから高価なものまで幅広くある。初心者におすすめできるタイプ。

MC型
MC型は針交換ができないため、交換する際はメーカーに頼んでカートリッジごと交換する必要がある。昇圧トランスかヘッドアンプも必要。
振動系構造が複雑になっているため、値段も一般的にMM型よりも高価であることが多い。
周波数レンジが幅広く調整でき、構造上音質もクリアになるので、よりこだわりたい人におすすめのタイプ。

5. USB端子の有無

スマホやPCに転送してレコードの音源を取り込みたい方にはUSB端子があるものの利用をおすすめします。

USB端子があるものを利用すれば外出先でもレコードの音源を楽しむことが可能です。

この後紹介するレコードプレーヤーがUSB対応かどうかもそれぞれ記載してますので、是非参考にしてください!

おすすめのBluetooth対応レコードプレーヤー8選

ION Audio ‎PREMIERLPNAT

Bluetooth対応
スピーカー内蔵
回転数33 1/3、45、78
回転方式ベルトドライブ
カートリッジMM型
USB

IONのBluetooth対応レコードプレーヤー「Premier LP」

価格は12,000円〜14,000円で、コスパも良く機能も一通り揃った王道のレコードプレーヤーです。

回転数も全ての回転数に対応している他、カートリッジも交換が簡単なMM型なので、まずは検討したいアイテムと言えます。

Audio Technica AT-LP60XBT

Bluetooth対応
スピーカー内蔵
回転数33 1/3、45
回転方式ベルトドライブ
カートリッジVM型(オーディオテクニカ独自)
USB

元々カートリッジメーカーとしてスタートした老舗メーカー、オーディオテクニカのBluetooth対応プレーヤー。

値段相場は20,000円前後と先ほどのIONのモデルより値が張りますが、高音質・低遅延のaptXコーデックに対応していて音質も期待できるレコードプレーヤーです。

また、カートリッジにもオーディオテクニカ独自のVM型(MM型の仲間)というモデルを使用していて、迫力のある音を出せるのが特徴です。

created by Rinker
Audio Technica(オーディオテクニカ)
¥24,999 (2024/10/14 17:40:26時点 Amazon調べ-詳細)

SONY LX310BT

Bluetooth対応
スピーカー内蔵
回転数33 1/3、45
回転方式ベルトドライブ
カートリッジMM型
USB

STARTボタンを押すだけで、ペアリング済みの機器と接続できるSONYのレコードプレーヤー。

相場は30,000円前後で、スタイリッシュで高級感のあるデザインが特徴です。

出力する音量をLOW・MID・HIGHの三段階で調整できるゲインセレクト機能搭載が搭載されていて、音の好みにもこだわることができるのもこのレコードプレーヤーの魅力になっています。

HOFEINZ ‎VS-1104

Bluetooth対応
スピーカー内蔵
回転数33 1/3、45、78
回転方式ベルトドライブ
カートリッジMM型
USB

多機能で低コストなのが特徴のHOFEINZのマルチレコードプレーヤー。

Bluetoothでレコードの音を楽しむのはもちろん、ラジオなども聴けるのが特徴です。

相場は8,000円〜10,000円とかなり安く、音質よりも機能の多さに拘りたい方におすすめしたいレコードプレーヤーと言えます。

HOFEINZ ‎vs-1110

Bluetooth対応
スピーカー内蔵
回転数33 /45/78
回転方式ベルトドライブ
カートリッジセラミック型
USB

木目調で高級感のあるデザインのHOFEINZのレコードプレーヤー。

USB経由でMP3への録音も可能なので、録音機能も使いたい方におすすめできるレコードプレーヤーです。

相場は12,000円前後で、レトロなレコードプレーヤーが欲しい方におすすめできる製品です。

House of Marley STIR IT UP WIRELESS

Bluetooth対応
スピーカー内蔵×
回転数33 /45/78
回転方式ベルトドライブ
カートリッジセラミック型
USB

環境に配慮した製品を手掛けていることで知られているアメリカの人気オーディオメーカー「House of Marley」のレコードプレーヤー。

スピーカーは内蔵ではないので、別途購入する必要があり、その点のみ注意が必要です。

Buetooth ver.4.2を搭載しているため、 ペアリング対応スピーカーを組み合わせることで最大約10メートルの範囲でレコードの音を飛ばすことができます。

Voksun スーツケース型 レコードプレーヤー

Bluetooth対応
スピーカー内蔵
回転数33 /45/78
回転方式ベルトドライブ
カートリッジMM型
USB

Bluetooth5.0対応のスーツケース型レコードプレーヤー。

持ち運びもできるため、外でレコードの音を聴いて楽しみたいと考えている方にもおすすめのレコードプレーヤーです。

AUX端子やRCA端子も付けられていて、様々な接続方式に対応しているのも使い勝手が良く、コスパの良い商品と言えます。

HOFEINZ VS1723

Bluetooth対応
スピーカー内蔵
回転数33 /45
回転方式ベルトドライブ
カートリッジセラミック型
USB

純銅のホーンが特徴的なHOFEINZのレコードプレーヤーです。

レトロなデザインですが、Bluetooth4.2にも対応し、さらにUSBやFMラジオなどの機能も充実しています。

全帯域30W x 2、メインスピーカー10W x 1高音用スピーカーを搭載しているため、レトロで高音質なプレーヤーが欲しい方におすすめの商品です。

▼関連記事
【超初心者向け】レコード屋店員が選ぶおすすめのレコードプレーヤー10選
【CDやカセットも】おすすめのマルチレコードプレーヤー7選

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です