【必聴盤】レコードで聴きたいおすすめの洋楽の名盤20選を紹介!

サブスクが浸透した現在でも根強い人気を誇るレコード。

今回はレコードを7年間集め、レコード屋でも働いていた筆者が、レコードで聴きたい洋楽の名盤をジャンル別に20選紹介していきます!

60年代〜70年代ロック

Bob Dylan「Highway 61 Revisited」(1965)

1965年に発表されたボブ・ディランの6枚目のアルバム。

邦題「追憶のハイウェイ61」としても知られています。

1曲目にはアル・クーパーの柔らかいオルガンが心地良い名曲「Like a Rolling Stone」が収録されています。

フォークロックを基調としたサウンドからよりロックへと向かった転機にもなった一枚でもあり言わずと知れた名盤です。

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David Bowie「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」(1972)

グラム・ロックの先駆者としても知られるDavid Bowieの代表作。

あと5年で滅亡する地球に舞い降り、スパイダーズフロムマーズというバンドを率いてやってきた救世主ジギーのストーリーという内容のコンセプトアルバムになっていて、是非通しで聴いて欲しい1枚です。

余談ですが、The Smithsのモリッシー がこのアルバムに収録されている名曲Starmanについて、「ボウイのスターマンが一回転さえすれば病んだ心が癒された。それがなければ学校にも行けなかった」と語っているというエピソードもあります。

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Led Zeppelin「LED ZEPPELIN IV」(1971)

1971年に発売されたレッド・ツェッペリンの4枚目。

ツェッペリンのアルバムの中で最も売れた作品であり、名曲「Stairway to Heaven」(邦題:天国への階段)が収録されています。

ハードロックのイメージが強いかもしれませんが、このアルバムは美しさや静けさも包含した作品になっていて、レコードで聴くとより味わいが増す1枚です。

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The Rolling Stones「Let It Bleed」(1969)

The Rolling Stonesの最高傑作と名高い名盤。

不吉な雰囲気を漂わせた緊張感溢れるナンバー「Gimme Shelter」はこのロック史に残る名曲です。

他にも、ロバート・ジョンソンによるブルースの名曲、「Love In Vein」(むなしい愛)のしんみりとしたアコースティックギターのカバーも必聴です。

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90年代以降ロック

Radiohead「OK Computer」(1997)

20世紀最後に発売された大名盤であり、Radioheadの金字塔的作品。

それまでのロックの概念を覆す革新的な作品として評価されている1枚で、前作「The Bends」でギターロックを完成させた後に、電子音なども取り入れながら更に進化を遂げました。

アルバムのテーマの捉え方は様々だと思いますが、進化していく文明の中で疲弊した現代人の様子が歌われているように感じます。

疲れきった時に部屋でゆっくりかける音楽としては最高の1枚です。

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Oasis「Definitely Maybe」(1994)

もはや説明不要のOasisの1stアルバム。

荒削りでど真ん中をついてくるようなサウンドで、クサい言い方をすれば伝説はここから始まったと言える1枚です。

オープニングナンバーの「Rock ‘N’ Roll Star」は売れる前、観客40人の前で披露し冷笑されましたが、そこから本物のロックスターへと上り詰めたというエピソードは有名です。

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Beck「Sea Change」(2002)

「失恋記録」とも言われたBeckの名盤。

多様なジャンルの音楽を取り入れて音楽を作ってきたBeckですが、このアルバムはアコースティックギターを基調とした楽曲がメインに収録されています。

レコードで聴くとより一層深みが増すおすすめの1枚です。

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Arctic Monkeys「AM」(2013)

2013年に発売された5thアルバム。

衝撃的なデビューアルバム以降、様々なジャンルの音楽を取り入れながら更に進化を遂げた1枚。

「R U Mine?」と「Why’d You Only Call Me When You’re High?」を筆頭にとにかく瑞々しくかっこいい楽曲揃いです。

個人的には哀愁のあるゆったりとしたナンバー「No.1 Party Anthem」がイチオシです。

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プログレ

Pink Floyd「The Dark Side of the Moon」(1973)

一説によると世界で2番目に売り上げたアルバムでもあるPink Floydの言わずと知れた名盤。

邦題「狂気」としても知られています。

5000万枚以上の売り上げを記録し、バンドの商業的成功を決定づけた1枚です。

楽曲の素晴らしさはもちろん、富や時間などについて様々な角度からリスナーに問いかけてくるようなアルバムになっていて、今でも考えさせられる内容になっています。

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Yes「Fragile」(1971)

Pink Floyd、King Crimsonと並びプログレを代表するバンド、Yes。

「Fragile(こわれもの)」は、1969年にデビューしたイエスが世界的なグループへの成功を決定づけた1枚でもあります。

イエスの先進性を代表する「Roundabout」は、「ジョジョの奇妙な冒険」のエンディングテーマに起用されたため、若いアニメファンにも知られつつある曲になりました。

複雑な変拍子や壮大な組曲形式の楽曲で展開されていますが、その中にある美しいフレーズが心に残る作品です。

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King Crimson「In The Court Of The Crimson King」(1969)

プログレを代表するバンド、キング・クリムゾンの名盤「クリムゾン・キングの宮殿」

作詞専用メンバーだったピート・シンフィールドの紡ぐ叙情的な詞と、ジャズ、クラシックなどの要素を取り入れた楽曲は今聴いても新しさがあります。

プログレの名盤と言えば必ず名前が挙がる今作ですが、サブスク配信されてないこともあり、是非レコードで聴いて欲しいです。

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Genesis「Selling England by the Pound」(1973)

イギリスの5大プログレッシブロックバンドの1つにも数えられるバンド、Genesisの5枚目の作品。

邦題「月影の騎士」としても知られているこのアルバムは幻想的なサウンドで知られる特に評価の高い1枚です。

ピーター・ガブリエルとフィル・コリンズというスーパースターを輩出したバンドです。

プログレというジャンルでありながら、叙情的なサウンドが心を打つ幻想的なアルバムになっています。

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ジャズ

Miles Davis「Kind of Blue」(1959)

モダン・ジャズの傑作として知られるMiles Davisの「Kind of Blue」

Bill EvansやJohn Coltraneなどのジャズの一流ミュージシャンが参加していることでも知られている1枚です。

コード進行から解放されたモード奏法の完成形としても知られている今作ですが、そういった音楽史的な意味合いを抜きにしても、ジャズをまず聴いてみたいと思うのであればまずは聴いて欲しい1枚だと思います。

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Bill Evans「Waltz for Debby」(1961)

ジャズピアニスト、ビル・エヴァンスがベースのスコット・ラファロ、ドラムのポール・モティアンと結成したトリオの名作。

夜に聴きたくなる上品で綺麗なピアノの音に癒される名盤です。

レコードでピアノの音を聴きたい方にはまず手にとって欲しい1枚です。

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Frank Sinatra「My Way」(1969)

フランク・シナトラのコンピテーションアルバム「My Way」

ジャズ・シンガーとしてのフランク・シナトラがコンテンポラリー・ヒットをシナトラ流に解釈した作品になっています。

代表曲「My Way」を始め、ビートルズの「Yesterday」やサイモン&ガーファンクルの「Mrs. Robinson」のカバーも聴くことができるのも今作の魅力です。

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George Benson「Breezin’」(1976)

ロックが好きな方におすすめしたいジャズ/フュージョンの名盤が本作George Bensonの「Breezin’」。

アルバムタイトルと同名曲「Breezin’」は爽やかなイントロとポップなギターが印象的で、とても聴きやすい曲になっています。

全曲捨て曲なしのジャンルを超えた名盤です。

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R&B/ソウル

Prince & The Revolution「Purple Rain」(1984)

プリンス・アンド・ザ・レボリューションの名盤「Purple Rain」

このアルバムはプリンス主演の同名映画のサウンドトラックとして制作されました。

大傑作バラードのタイトルトラック「Purple Rain」を筆頭に、独特の世界観に引き込まれるナンバーが揃っていて、是非一度聴いて欲しい1枚です。

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Marvin Gaye「What’s Going on」(1971)

日本版のタイトルは「愛のゆくえ」として、1971年に発売されたマーヴィン・ゲイの名盤。

アメリカ社会を憂いた内容がソウルフルなサウンドに載せられている1枚です。

ヒットシングルはいくつかリリースすることができたものの、アルバムとしてのセールスは振るわなかったマーヴィン・ゲイが表舞台から姿を消し、じっくりと作品と向き合い製作したアルバムでもあります。

結果としてはセールス的にも大きな成功を収め、今でも高く評価されている名盤の一つになっています。

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Stevie Wonder「Innervisions」(1973)

1973年に発売されたスティービー・ワンダーの16枚目のオリジナルアルバム。

スティービー・ワンダーは12歳でデビューしているため、23歳にして16枚目の作品を既にリリースしていました。

盲目・年齢・人種・ジャンルなどあらゆる壁をもろともせずに音楽の才能を開花させた天才としても有名です。

本作「Innervisions」と「Talking Book」「Fulfillingness’ First Finale」を含めた3枚はそんなスティービー・ワンダーの三部作と呼ばれていて、どれも外れなしの名作です。

ちなみにこのアルバムにはレッチリにもカバーされた「Higher Ground」が収録されています。

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Frank Ocean「Blonde」(2016)


最後はここ10年くらいで聴いた中で個人的に一番好きなアルバム、Frank Oceanの名盤を紹介します。

「Blonde」はPitchforkの「The 200 Best Albums of the 2010s(2010年代のベストアルバム TOP200)」でも1位に選ばれていて、サブスクが主流になり、リスナーが以前よりも多くの音楽をより身近に楽しむことができるようになった時代の中でも、しっかり評価された作品と言えます。

繊細なアンビエントフォークに、内省的で弱さを吐露したようなフレーズが印象的なアルバムです。

特に美しいメロディーと音数の少ないギターで、愛する人への心情を屈指の名曲「Self Control」は一度レコードで聴いてみて欲しいです。

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