【必聴盤】レコードで聴きたいおすすめの邦楽の名盤を16選紹介!

若い世代にも浸透しつつあるレコードですが、邦楽にもレコードで聴きたい名盤がたくさんあります。

最近のアルバムだとわざわざレコードで発売するアーティストも少ないため、今回はレコードで聴くことができるおすすめの邦楽の名盤を16選紹介していきます!

邦楽の名盤は廃盤になって高値がついていることも多いですが、2020年8月時点で定価に近い価格で買えるものに絞って選定しました。

世代やジャンルを問わず紹介しているので、レコードでの邦楽の名盤探しにご活用ください!

小袋成彬「Piercing」

2019年にデジタルのみでリリースされた小袋成彬の2ndアルバム「Piercing」。

もう該当のツイートが消えてしまったようなのですが、リリース当時「塞がらない穴には、ダイヤのピアスを通せばいい。」という言葉と共にこのアルバムがサブスク上に投下されたのがとても印象的でした。

切ないですが洗練されたサウンドで、穴が空いた何かが喪失した日常がキラキラして見えるような、都会の生活が楽しくなるような、そんな1枚になっています。

宇多田ヒカルやTohjiなどをゲストに迎えて制作された名盤です。

Kikagaku Moyo「Kumoyo Island」


海外に拠点を置いて活動している日本のサイケデリックロックバンド、Kikagaku Moyo(幾何学模様)の5枚目のアルバム。

Kumoyo Island(クモヨ島)はタイトル通りオリエンタルでサウンドを楽しむことができる1枚で、民族音楽のようでダンサンブルでもある不思議なアルバムになっています。

Kikagaku Moyoはこのアルバムを以て活動休止を発表しましたが、中でも最高到達点とも言える1枚だと思います。

是非レコードで聴いて欲しいアルバムです。

東京事変「教育」


言わずと知れた東京事変のデビューアルバムにして最高傑作と名高い名盤「教育」

元々レコードは発売されていましたが、既に初回プレスは廃盤になっていて、2021年に再プレスされたものが発売になりました。

再発されるまで東京事変のレコードはかなり高値がついてしまっていたので、どうしても初回プレスではないと嫌だというコレクターの方でなければ再プレスのものを定価で購入することをおすすめします。

レコードで聴く代表曲「群青日和」はもちろん良いですが、「夢のあと」が味があってとても良いです。

ゴダイゴ「ゴダイゴ(新創世紀)」


1976年に発売されたゴダイゴの1枚目のオリジナルアルバム。

ゴダイゴ 初期のプログレ的な組曲を楽しむことができる1枚です。

長谷川和彦監督の「青春の殺人者」のサウンドトラックにもなった「想い出を君に託そう」はノスタルジックな名曲で是非聴いて欲しいです。

最近の邦楽のレコードは基本的に高いのですが、今作は昔のレコードということもあり、Amazonでも1000円以下(2022年8月現在での価格)で買うことができるので、手軽に聴けるという点でもおすすめです。

大瀧詠一「A LONG VACATION」


1981年にリリースされた大瀧詠一の5枚目のスタジオアルバム、「A LONG VACATION」

はっぴいえんどの活躍でも知られる大瀧詠一ですが、ソロ名義としてはなかなかヒット作を作ることができずにいました。

「A LONG VACATION」はそんな大瀧詠一が商業的成功を掴んだ起死回生の一枚であり、今ではシティ・ポップを代表するアルバムになりました。

最近でもカバーされてCMでも使われている代表曲「君は天然色」が収録されています。

このアルバムの聴きどころはなんと言ってもナイアガラ・サウンドと呼ばれている楽器や声が何層にも重なり合わさったアレンジで、爽やかでノスタルジックな響きが心地良く、今でも新鮮に感じることができます。

The HIATUS「Keeper Of The Flame」


細美武士がELLEGARDENとしての活動を休止した後に開始したプロジェクト、The HIATUSの4枚目のアルバム。

東京事変のキーボードの伊澤一葉やミッシェルガンエレファントのウエノコウジが参加しているということもあり、ELLEGARDENとは一味違った完成度が高いサウンドを楽しむことができます。

「Keeper Of The Flame」はそんなThe HIATUSの最高傑作とも言える、電子音を積極的に取り入れた1枚です。

ダークな雰囲気と切ないメロディー、そして「喪失」をテーマにしたソングライティングが魅力的な作品になっています。

2016年のレコードストアデイでレコードが発売されていますが、それ以降再販してないのでAmazonやレコードショップで中古のアイテムを買う形になります。

Fishmans「Neo Yankees’ Holiday」

Fishmansの3枚目のスタジオアルバム。

ゆったりとした浮遊感が心地良い名曲「いかれたBaby」を収録しています。

Fishmansの「空中キャンプ」などのアルバムは品切れになっているのですが、この「Neo Yankees’ Holiday」は重量版として2021年にLPが再発されているので、再発であればAmazonで購入することができます。

2枚組LPの重量盤ということもあり、少し高めの価格設定ですが内容は文句なしの傑作です。

Cornelius「MELLOW WAVES」


2017年に発売されたCorneliusの6枚目のスタジオアルバム。

音数が少なくミニマムで無機質なサウンドに、坂本慎太郎が提供したストレートな歌詞が組み合わさってるのがまた良い味を出しています。

アナログで夜にかけたいレコードの1つです。

岡村靖幸「家庭教師」

岡村靖幸の4枚目にして最高傑作と名高いアルバム「家庭教師」

2021年に遂に初めてアナログ化され、2022年現在まだAmazonでも買うことができます。

プリンスの影響を色濃く受けた中毒性の高い名作で、名曲「カルアミルク」は是非レコードで聴いて欲しい一曲です。

フジファブリック「TEENAGER」


夏の終わりにレコードで聴きたいフジファブリックの1枚。

2022年現在、再発盤ですら12,000円〜というプレミアがついてしまっていますが、まだAmazonで新品で入手することができます。

フジファブリックの代表曲「若者のすべて」はもちろん、東京スカパラダイスオーケストラをゲストに迎えた「Surfer King」も収録されている名盤です。

Nujabes「modal soul」

2005年に発売されたNujabesの不朽の名作。

36歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、今でも瑞々しく心に残る名盤です。

宣伝活動を行わなかったにも関わらず、海外でも高く評価され、Spotifyでは「海外で最も再生された日本人アーティスト」の上位にランクインし、 Apple Musicでは2016年2月の配信開始から2000万回以上再生されました。

HIPHOPというジャンルを超え、心にフィットするような美しい旋律が心に広がる1枚です。

ミツメ「Ghosts」

2019年に発売されたミツメの5枚目のアルバム。

平坦なのに心に残る優しい楽曲が中心となった1枚になっています。

レコードで聴くとゆったりと時が進むような感覚になります。

リード曲でもある「エスパー」は歌詞も良く、「時には君を知りすぎたつもりなのに 瞳の奥に何もかもわからなくて」というフレーズは柔らかいメロディーにこれでもかというくらい心地良く馴染んでいます。

GEZAN「狂」

2020年にリリースされたGEZANの5枚目のアルバム。

クリアレッドのカラーヴァイナルとしてアナログ化されています。

全編BPM100縛りで作られているコンセプトアルバムになっています。

ダンサンブルながら、マヒト自身「生き物のよう」だと語っているよう、不気味で優しい不思議な1枚になっています。

内容は政治や現代社会に対する警鐘でありながら、どこか愛に溢れているところも魅力的です。

エレファントカシマシ「ココロに花を」

2022年11月3日のレコードの日に初めてアナログ化が決定したエレカシの名盤。

名曲「悲しみの果て」が収録されています。

エレカシの中でポニーキャニオン移籍後の1作目であり、転換点ともなった作品でもあります。

「四月の風」のような穏やかな楽曲もあり、ストレートで開かれたサウンドを楽しむことができる1枚です。

YELLOW MAGIC ORCHESTRA「BGM」

1981年に発売されたYMOの名盤。

坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏という大物が集まっているだけあり、40年以上経った今でも先進的で音楽的な野心に溢れた1枚です。

テクノポップではあるものの、今までの作品とはうって変わってどこか冷徹で暗い印象の残る1枚だったため、当時は混乱したリスナーも多かったようですが、今では最高傑作に挙げられることが多い作品です。

yahyel「Human」

2016年にリリースされたyahyelの2ndアルバム「Human」

ジャンルとしてはエレクトロニックR&B、ポスト・ダブステップに分類される邦楽の名盤です。

1stよりも歌ものとして聴きやすい作品になっていて、ジェイムス・ブレイクのようなサウンドが好きな人におすすめの1枚です・

 

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