【全部必聴】MONOEYESのおすすめ曲・隠れ名曲17選を紹介

ELLEGARDENのボーカル・細美武士のプロジェクトである、MONOEYES。

もう一つの細美武士のプロジェクトであるthe HIATUSと比べると、MONOEYESはELLEGARDENのサウンドに近いため、エルレのサウンドが好きな人にとってはMONOEYESはほぼ間違いなく好きなバンドになると思います。

筆者はELLEGARDEN(復活後)やthe HIATUSはもちろん、MONOEYESも何度か足を運んだことがあるので、ライブの定番曲なども踏まえて今回はおすすめの楽曲を紹介していきます。

MONOEYESはどんなバンド?

まずはMONOEYSがどんなバンドかについて、簡単に紹介します。

MONOEYESとは

・2015年に結成
・ELLEGARDENの細美武士によるプロジェクト
・バンドメンバーは細美武士(ボーカル・ギター)、戸高賢史(ギター)、一瀬正和(ドラム)、スコット・マーフィー(ベース)の4人
・ギターの戸高賢史はART-SCHOOLのギターとしても活躍中
・ベースのスコット・マーフィーは「Allister」のベース・ボーカルで、WeezerのRivers Cuomoと「スコット&リバース」というバンドも組んでる
・ドラムの一瀬正和はスリーピースロックバンド「ASPARAGUS」でも活動中

the HIATUS同様、豪華なメンバーによるプロジェクトになっています。

この後紹介する曲の中にはベースのスコット・マーフィーが制作した曲もありますが、基本的に多くの曲は細美武士が作詞・作曲を手掛けています。ちなみに、スコットの曲もめちゃめちゃ良いです。

MONOEYESのおすすめ曲20選

ここからはライブの定番曲や隠れた名曲も含めた、MONOEYESのおすすめ曲を紹介していきます。

1. Two Little Fishes

この曲は、筆者が行ったライブのMCで細美武士が「自分で作った曲は自分の子どもみたいなものだから一番とか言いたくないけど、この曲ができた時は今までで一番良いものができたと思った」と言っていた曲です。

サビの優しく開放感のあるキャッチーなメロディーと、「シンクロするかのように一緒に方向を変えながら進んでいく小さな二匹の魚のような関係になりたい」という歌詞のコンセプトが好きです。

Wanna make us synchronized like two little fishes
僕らは二匹の小さな魚みたいにシンクロしていたい

Wanna make a sunset like this last forever
この夕日がずっと続くみたいに感じていたい

Wanna grow older while you’re here beside me
君が側にいてくれる間に歳を重ねたいんだ

Tell me
教えて

when the wind starts blowing into the room
部屋に風が吹き込んできたら

「Dim The Lights」CD 和訳より抜粋

2. My Instant Song

ライブでも定番の初期の代表曲。

ライブではジャンプしながら聴きたくなる1曲ですね。

細美武士の原点とも言えるようなストレートなパワーポップで、当時ELLEGARDENが活動休止していたこともあり、エルレのサウンドに近いこの曲のMVを見て歓喜したのを覚えています。

When it feels as if all’s lost
全て失ったと感じるときは

When it feels too hard to hold
これ以上持ちこたえられないと感じるときは

When it feels I’m in the dark
暗がりにいると感じるときは

Just sing a song
ただ歌を歌うんだ

My instant song
即興の歌さ

「A Mirage In The Sun」CD 和訳より抜粋

3. Get Up

綺麗なイントロで、夕暮れ時に聴きたくなる楽曲です。

爽やかさもありつつも、一種の寂しさやノスタルジーのようなものがあるのが、この曲の味をより引き立てているように感じます。

ライブでもほぼ高確率でやる定番曲なので、是非聴いてみてください。

4. Interstate 46

46号線というタイトルにもあるように、ドライブの帰りに聴きたくなるような楽曲。

楽しかった日の帰り道に感じる寂しさのような感情が詰まった曲になっています。

MVを見ていると、バンドとしてのここまできた道のりを振り返るような集大成的な曲になっているようにも感じます。

I was on the 46
(46号線を走ってた)

Away from the lights of town
(街の灯りが遠くなって)

Don’t tell me l’m the only one to see this right now
(これを見てるのが僕だけだなんて言うなよな)

I was on the 46
(46号線を走ってた)

Looking back the way we came
(僕らが来た道を振り返る)

Don’t tell me l’m the only one to feel this way now
(こんな気持ちになってるのが僕だけだなんて言うなよな)

5. Run Run

MONOEYESの1stアルバム「A Mirage In The Sun」に収録されている楽曲。

初期衝動の勢いを感じるかっこいい楽曲になっています。耳に残るギターリフもかっこいいです。

ライブでの定番曲にもなっているので是非聞いてみて欲しい1曲です。

6. Free Throw

MONOEYESの中でも洋ロックっぽさが特に強い1曲。

ワクワクするようなイントロのギターや、サビのメロディーのストレートなキャッチーさは、じわじわと好きになるというより一目惚れのように好きになるタイプの楽曲だと思っています。

あと「My psycho brain yeah」の箇所のメロディーが気持ち良いので一緒に歌いたくなります。

People can change
人は変われる

It sound so pretty
そうだといいね

Hoping inside the car already
もう車に飛び乗ったから

Stepping outside the story world
物語の世界から飛び出していくよ

Pounding inside my psycho brain yeah
僕のいかれた頭の中で打ち鳴らされる物語から

My psycho brain yeah
僕のいかれた頭の中で

My psycho brain yeah
僕のいかれた頭の中で

「Dim The Lights」CD 和訳より抜粋

7. When I Was A King

初期のEP「My Instant Song」に収録された楽曲。

この曲もライブ後半の定番曲になっています。このライブ映像を見るだけで、ライブでいかに盛り上がる曲かが伝わると思います。

楽曲自体はアップテンポで明るいですが、「僕が子供だった頃には空っぽの言葉なんてなかった / あの頃にはもう戻れない」というフレーズがなんとも切なくて好きです。

8. リザードマン

2020年にリリースされたアルバム「Between the Black and Gray」収録曲。

MONOEYESの中では珍しい日本語の歌詞の楽曲になっています。

MONOEYESならではの、爽やかさの中に別れの寂しさを感じさせる楽曲です。

四月の雨なら寒くはないよね

今ならまだ追いつけるよ ねえきっと

別れの朝には君に手を振るよ

それまでこのままいさせて

9. Roxette

ベースのスコット・マーフィーがボーカルを担当している楽曲。

細美武士よりもざらついたスコット・マーフィーの声が、乾いたギターロックによく似合っていてかっこいいです。

夏に聴きたくなる疾走感あふれる一曲です。

10. Get Down

個人的にかなり好きなMONOEYESの隠れ名曲です。

MONOEYESの代表曲は西海岸のパワーポップ系の曲が多いのですが、この曲は暗く、スロウテンポなロックバラードになっています。

ボソボソと喋るようなAメロ・Bメロから、サビ→Cメロで感情が爆発するような展開がエモーショナルで、引き込まれます。

ELLEGARDENで言う「I Hate It」のような細美武士の暗い側面が出ているので、明るい曲以外も聴きたい方には必聴です。

So someone please
(だれか教えてくれよ)

Just tell me why I always fail to make you happy
(どうしていつも君を幸せにできないのか)

「A Mirage In The Sun」CD 和訳より抜粋

11. End of the Story

この曲も「Get Me Down」同様、歌詞が少し暗めの楽曲になっています。

「物語の終わり」というタイトルにもあるように、MONOEYESでは珍しい失恋ソングになっています。

切ない歌詞とは裏腹にメロディーや曲調はアップテンポというELLEGARDENっぽさを感じる楽曲です。ライブでやる頻度は割と少なめですが、ライブでやる時は盛り上がりますね。

It’s the end of the story
(それは物語の終わり)

Looking backward
(今も振り返る)

I will long for your touch
(もう君には触れられない)

And your cheek when It’s red
(その赤く染まったほほにも)

「A Mirage In The Sun」CD 和訳より抜粋

12. 3, 2, 1 Go

朝焼けを感じさせる優しいアルペジオから始まる楽曲。

MONOEYESの中でそこまで有名というわけではないですが、個人的にはかなりお気に入りの曲です。

Let me see the morning light
(朝陽が見たい)

Ditch a fake TV smile
(テレビ向けの笑顔なんか捨てて)

And you said to no one there
(君は誰にも向けずこう言った)

Like 3, 2, 1 Go
(3、2、1 行くよ)

When we see the rising sun
(昇る太陽を見れば)

Then I feel your body getting warm
(君の体が暖かくなるのがわかる)

「Dim The Lights」CD 和訳より抜粋

13. Moth to Flame

2016年に発売された「Get Up」のEPに収録された楽曲。

アルバムに収録されてないので知名度は若干落ちるかもしれませんが、個人的にMONOEYESの中でも屈指のかっこ良さを誇る楽曲だと思っています。

この楽曲も「Roxette」同様、スコット・マーフィーが作詞・作曲、そしてボーカルを担当しています。

疾走感がありながらもダークな焦燥感がある1曲になっていて、とにかくかっこいいです。

14. 明日公園で

この曲も、数少ないMONOEYESの中での日本語曲になっています。

The Birthdayのチバユウスケがこの曲の歌詞を気に入っていたという話も実はちょっと有名だったりします(対バンの時にMCで言っていました)

曲も歌詞もワクワクするような高揚感があります。

聞いたこともないような嘘をつこうぜ
誰かが笑えば上出来な方さ
一人きりになれたその夜には
いまでも一人で夢をみていたい

15. LadyBird

2024年に発売されたシングル曲。

イントロの時点で良曲なのが確信できるギターリフがたまらなくワクワクします。

諦観とそれでも進んでいくという力強さを同時に感じる、MONOEYESらしさ全開の楽曲になっていると思います。

16. Fall Out

3rdアルバム「Between the Black and Gray」収録曲。

ELLEGARDENとはまた違う、冷徹さを感じさせるようなかっこ良さがあります。

この曲もリードギターがかっこいいですね。

17. 彼は誰の夢

3rdアルバム「Between the Black and Gray」収録曲。

この曲も日本語の曲で読み方は「かはたれのゆめ」です。

光が差してくるみたいな解放感溢れる楽曲になっていて、前に進むための背中を押してくれるような歌詞になっているのも魅力的です。

おまけ:ALLiSTER「Somewhere On Fullerton」

MONOEYESの楽曲ではありませんが、ベースのスコット・マーフィーのバンド、ALLiSTERの「Somewhere On Fullerton」も、MONOEYESのライブで度々演奏されます。

MONOEYESからこの曲を知った人も多いのではないでしょうか。

この曲もパワーポップ全開で、MONOEYESのサウンドが好きならきっと好きな曲だと思うので是非こちらも聴いてみてください。

まとめ:MONOEYESの魅力

個人的なMONOEYESの好きなところは、キラキラしすぎず、かといって暗すぎずというバランスの良さだと思っています。

キラキラした楽曲に一見聞こえても、サウンドや歌詞の片鱗にどことない寂しさが漂っていたり、暗い楽曲には強くなろうと思わせてくれるようなサウンドの熱量があったり。

サウンドはもちろんシンプルでどストレートなかっこ良さがありますが、それだけじゃないこういう部分がより魅力を引き立てていると思います。

是非、この記事をきっかけに1曲でも多く聴いていただけたら嬉しいなと思います。

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