【完全保存版】超初心者向けDTMの始め方!あなたのお家がスタジオに
近年、名前を聞くようになったDTM。
今回はラッパーとして音楽活動を行う上でDTMと向き合っている筆者が初心者に向けたDTMの始め方を記事にまとめました。
これから自分で曲を作りたいと思っている方に、DTMとは?というところから始めるには何をすれば良いのかを徹底的に解説していきますので、是非最後までお読みいただければと思います!
25歳。DTM歴6年のライター志望、駆け出しの自称・物書き。
普段は映像のインフラ関係の仕事に従事しながら音楽活動(ラップ・バンド等)とブログの執筆を行なっている。
DTMとは?
DTMとはDesktop Music(デスクトップミュージック)の略でパソコン上のDAW(Digital Audio Workstation)と言われるソフトウェアを駆使し、主に自宅で楽曲制作を行う手法のことを指します。
2010年代から急激にDTMの認知度は加速していき、今では様々な音楽ジャンルのクリエイターの創作活動をアシストしています。
DTMを始めるにあたって必要なもの
DTMを始めるにあたって必要なものは何点か存在しますが主に用意するアイテムは以下になります。
・PC
・DAWソフト
・オーディオインターフェイス(買っても買わなくてもOK)
・スピーカー
・ヘッドホン
・MIDIキーボード(買っても買わなくてもOK)
一つずつ解説していきます!
PC
PCはノートPCでもデスクトップでもどちらでも可です。メーカーに関しても自由に選んで良いと思います。
ただ、例えばLogic ProなどのソフトはAppleのソフトなのでMacしか使えないという問題があります。
ソフトとの相性を加味して選ぶと後悔しないので、使ってみたいDAWソフトとセットでPCの種類は考えるようにしましょう。
スペックはCPUがCore i5以上だとアプリケーションをスムーズに操作できるため望ましいです。
DAWソフト
DAW(Digital Audio Workstation)は楽曲制作を行なえるソフトウェアのことです。
場所を問わず、パソコン上で作業することが可能です。
様々な楽器のループ素材が搭載されていたり、ボーカルやギターなどを録音出来たり、その流れでミックス等にも取り掛かることが出来ます。
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オーディオインターフェース
オーディオインターフェースとはDAW上で録音を行う時にPCに接続して使用する機器のことで、マイクケーブルやギターやベースのシールドを繋ぐことが出来ます。
サイズや機能もメーカーによって様々です。
スピーカー
スピーカーはDAWからの音声や書き出したファイルの試聴を行う時の再生機として使います。
最近はワイヤレスでBluetoothのスピーカーなども幅広く販売されています。
ヘッドホン
ヘッドホンは録音をする際、モニター(返し)の音声を聴いたりする時に使用します。
又はスピーカーなどで外部に音声を流せない時に役立ちます。
MIDIキーボード
ピアノスタイルの電子音楽キーボードで、PADやホイールなどが搭載されていることが多いです。
USBケーブルをPCに直接挿し込んで使うことが出来るので直感的に操作出来ます。
このMIDIキーボードでギターやベース、ドラムなども鍵盤でDAWのトラックに打ち込む事が出来ます。
マイク
マイクはボーカル等をレコーディングする際に必要となってきます。
価格帯はピンキリでメーカーによっても音質の違いがあります。
初心者におすすめおすすめのPC 3選
1. Mouse DAIV 5P-WA [Windows 11]
・OSはWindows11 Home 64bit を搭載
・メモリ標準容量は16GB
・パネルは15.6型液晶パネル
非常にコンパクトで動作も軽快なMouse Computerのクリエイター向けノートPC。
薄型で大きめな液晶と高負荷の作曲作業も快適にできるスペックが非常に扱いやすい代物となっています。
また、HDMI端子とUSBのType-C端子を液晶ディスプレイやTVモニターなどに接続すれば最大3画面表示が可能なため、複数の画面を見ながらの作業も楽にできます。
WEB販売価格159800円〜とこれから長くDTMに向き合っていく方の最初の一台としては持ってこいだと思います。
→https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/gdaiv-5p-wa/
2. MacBook Air
・Apple M1チップ内臓&Retinaディスプレイ
・毎秒11兆回の演算処理が出来る16コアNeural Engine
・最大2TBのSSDストレージ
DTMで楽曲制作を行なっているPCユーザーが使っているlaptopの象徴とも言えるのがMacBook Air。
価格も134800円(税込)とオプション等を無視すれば手が届きやすい値段設定で、プロ並みの作業が行えるコスパの良いPCの一つです。
Apple M1 ChipというCPUやGPU、Neural Engineなどを搭載したチップにより、高負荷な作業を高速かつ消費電力を抑えて実行することを実現しています。
音楽に限らず、写真や動画などの編集にも適したノートPCで、Retinaディスプレイ対応の解像度抜群のデザインも最高なのでレコメンドしたいPCと言えます。
→https://www.apple.com/jp/macbook-air/
3. LIFEBOOK WU-X/H1
・約689g~と超軽量
・CPU:Core i5
・メモリ:8GB
・ストレージ:256GB以上
とにかく軽いです。持ってみるとその軽さが分かります。
リュックなどに収納しても重くないと言う感想も散見されるので、とにかく軽さを求めている方には非常にオススメです。
またスペックも申し分なく、動作もサクサクなのでDAWソフトを入れての高負荷の作業に最適なPCと言えます。
最軽量だとWEB価格で約180,000円と少々高めなので、このモデルがバランス良いと思っています。
初心者におすすめのDAWソフト 3選
1. Logic Pro
Logic ProはAppleがリリースしているDAWソフトで、MacBookやiPhoneを購入すると既にダウンロードされている無料アプリケーション・GarageBandの上位互換と言ってもいいです。
コンポーザーの世界ではCubaseと並んでスタンダードなポジションを確立している音楽制作ソフトでもあります。
ちなみに私もLogicを使っています。
Appleの純正ソフトなので、MacBookを購入された方にはLogic Proを強くオススメしたいです。
特徴としては他のDAWソフトよりも低価格であるということ。
現在の価格は24000円で学生の方でも手を出しやすいのが嬉しいですね。
そして中身の特徴としてはループ素材、ソフトウェア音源の豊富さです。
ループ素材(インストゥルメンタルのフレーズ音源)の数に関しては18000種類ですから非常に充実していると思います。
さらにアンプシュミレーターや空間系、ダイナミクス系含めたプラグインは80種類以上。
Logic内の音素材だけで十分にDTMを楽しめるので初心者に対しても手厚いです。
あとはデザインが洗練されているので創作意欲が掻き立てられます。
他には画期的なドラム音源・Drummerトラックの機能も搭載されていて直感的にリズムパターンを思考出来たり、HipHopのビートメイカーには嬉しいSamplerトラックという、既存の音源をドラック&ドロップするだけでサンプリングが手軽に行なえる機能があったりとユニークなスペックを体感出来ます。
→https://www.apple.com/jp/logic-pro/
2. Cubase
CubaseはSteinberg社が開発したDAWソフトで、世界中に何百万人ものユーザーが存在する人気のソフトです。
Cubaseの強みの一番はDAWの国内シェアトップクラスであることです。
とにかく使っている人が多いので、進めていくうちに分からないことがあっても気軽にヘルプ、ヒントに辿り着ける点が良いです。
あとは音楽理論に無知な人でもコード進行を簡単に組み上げることが出来る「グローバルトラック」と言う機能も実装されていて、作曲においての後押しが凄いです。
他にも高性能のシンセ音源なども充実しているのでDTM初心者も作業していて楽しいことは間違いないです。
そして、クラウド上で楽曲データのやり取りも出来てしまうのでバンド活動をしている方なんかはメンバーとの情報共有には非常に向いていると思います。
個人的には国内だとテクノミュージックやEDMを扱うアーティストに好まれている印象なのでDJやプロデューサーの方にも需要が高いと思われます。
3. Pro Tools
3つ目にご紹介するのはPro Toolsです。
筆者は現在、Logicユーザーではありますが元々はPro Toolsユーザーでした。
というのも専門学生の時は音響の勉強に励んでおりましたのでPro Toolsの操作等の習得は必須科目でした。
Pro Tools101と言うPro Toolsの知識を競うテストも受験し、合格までした身からすると馴染みがあるのはLogicより当ソフトですね。
Pro ToolsはAvid社と言う企業の子会社、Digidesignが発売しているDAWソフトなのですがLogicやCubaseに比べると一般ユーザーにはそこまで浸透していません。
それは何故かというとPro Toolsはレコーディング・ミックスに特化したDAWなんです。
つまり、レコーディング業界では世界水準となっているソフトで大半のスタジオでは常設されています。
そのため、個人レベルでも宅録(自宅でのレコーディング)やプロに依頼せずに自力で細かいミックス等をする方には向いていると思います。
DAWにはトラックなどのエディットをメインとする編集ウィンドウとミキシングを行うミックスウィンドウがあるのですが、このミックスウィンドウがPro Toolsの場合は機能が充実しております。
他のDAWに比べるとミックスする上での画面の見やすさや操作性も良いと思います。
→https://www.avid.com/pro-tools
初心者におすすめのオーディオインターフェイス 3選
1. Focusrite Scarlett 2i2
初心者にオススメのオーディオインターフェイスと言えばこのFocusriteでしょう。
イギリスを拠点とするオーディオメーカー・Focusriteの代表製品とも言って良いScarlettシリーズはDTM初心者の最初の一台に適していると思います。
上部に貼付してある写真のScarlett 2i2は約15000円とかなりリーズナブルなため、経済的にも手を出しやすいです。
私もこのScarlettシリーズを使用しておりますが、非常に使いやすいです。
つまみが沢山あるわけでもなく、操作すべきスイッチも良い意味で限られているので軽いフットワークで録音が可能です。
あとは見た目が赤いのもインパクトがあります。
機材のビジュアルって意外と大事で作業へのやる気に繋がります。
この配色のインターフェイスは珍しいので低価格なのに特別感もあります。
インストゥルメンタルとマイクのレコーディングがスタジオクオリティのサウンドで可能ですし、48Vのファンタム電源も投入できるのでコンデンサーマイクでの録音も気軽に行えます。
2. STEINBERG UR12
STEINBERGのUR12はボーカル録りだけ簡単に行なえるインターフェースを探している方にオススメです。
というのもUR12に関しては2IN/2OUTのマイク1INの代わりに価格はグッと抑えられているので、簡易的な宅録をしたい人にはもってこいな上に財布的にも優しいのです。
STEINBERGはDAWの項目でも説明した通り、Cubaseを開発しているメーカーなので信頼度も高いです。
サイズ感も丁度良くて、実物を触らせてもらったことがありますけど自分の部屋に置く場合もそこまで邪魔にならないのが良いですね。
そして、低価格のインターフェースのあるあるとしてレイテンシーを調節しないと遅れて聴こえてしまうと言った問題が発生するのですがそれも体感上では感じないです。
この値段ってことを考えると、コスパは非常に良くて、ノイズもほとんど感じずにキレイに録音出来るのは企業努力の賜物だなと感じます。
マイクプリの音質も他のインターフェースに引けを取らないクオリティで低音もしっかりと表現出来ていると思います。
これは今後、宅録を始めようと思うDTM初心者の層にオススメの一台です。
3. RME Babyface Pro FS
3つ目にご紹介するインターフェースはREMの「Babyface Pro FS」です。
このインターフェースも低価格モデルの中ではかなり評価が高いです。
メーカーサイドも価格のグレードの差はch数のみと公言しており、DTM初心者にとっては申し分ない音質を手にすることが出来ます。
ハイエンドや高級感を物凄く追い求めている人からすれば色々と物足りない部分があるのかもしれませんが、ビギナーにとっては非常にフィットする機材だと思います。
アコギやエレキ、ベースなどのマイク録りにも適していますし、出音も低域から高域まで幅広く出てくれる印象です。
とにかく各通販サイトのレビューで高解像度!と書かれているのでネットを通じて購入した方からも信頼は厚いと思われます。
宇多田ヒカルなどのアーティストが愛用していることもあってか、様々な音楽ジャンルのDTMにおいて親しまれています。
初心者におすすめのスピーカー3選
今回は設定や操作が簡単なBluetoothスピーカーでオススメの商品を3つ紹介していきます。
そして、DTMにおいてスピーカーを選ぶ時のポイントとしてはモニタースピーカーであるかないかという点が大事です。
DTMでは自分でレコーディングした楽器やボーカルの音をモニターする為のスピーカーを使用すると言う意識づけが第一歩になるからです。
ここからはおすすめのスピーカーを3つ紹介していきます。
1.TASCAM VL-S3BT Bluetooth スタジオモニタースピーカー
その上で最初にオススメしたいのはTASCAMが出しているVL-S3BTというスピーカー。
実は私が愛用しているスピーカーなので是非ともオススメしたいです。
まずは価格が14740円で最初に買うBluetoothスピーカーとして適正な値段なのが良いです。
そして、その値段に対してのコストパフォーマンスが素晴らしい。
モニターとしての全体の音のバランスも良いですし、DAWで書き出した音源をスマートフォンに移して、そこからBluetoothで接続して再生させても音質は遜色ないです。
さらに、スイッチ1つでBluetoothのオンオフが可能なので便利なのは間違いなし。
サイズ感も丁度良いので初心者の方に強くリコメンドしたいです。
2. JBL 1 Series 104-BT-Y3
信頼度が高いオーディオメーカー・JBLからオススメしたいのがこの1 Series 104-BT-Y3。
平均価格は約19000円とグッとコストが抑えられているのにしっかりと鳴ってくれるのがポイントでレベルを上げても音割れなどがしないのは当たり前の話ですが、尚且つ低域も太めなのが凄いと思います。
サイズが小さくてもJBLサウンドがちゃんと再現されている点も高評価なポイントです。
購入者のレビューを閲覧してみても低音の迫力に関して言及されていて、このスピーカーの1つの特徴なのかなと思います。
そして、Bluetooth対応なのでワイヤレスでの再生が可能。
さらに、同軸で1 Series 104-BTと言うスピーカーも発売されているのですがオーディオの初心者の方が使用するとなった場合はクオリティに大きな差はないです。
机に置いてもそこまで邪魔に感じることもないので初心者の方は一度、使ってみて自分との相性を見極めるのはありかと思います。
3. Creative Pebble SP-PBLP-BK
最後に紹介するスピーカーはCreativeのPebble/SP-PBLP-BKです。
とにかくこのスピーカーを推したい理由は値段の安さです。
なんと4.4Wタイプだと驚異の2310円(Amazon価格)なんですよ。
驚きの安さで少し心配になってしまいますが…
実は私の職場では統一してこのスピーカーが使われていて、実際に鳴りを自分の耳で確認してもこの価格のことを考えれば期待以上の音質が確保されています。
そして、このスピーカーがDAWのフィールド上で高いパフォーマンスを発揮出来るかといった点ですが…その保証は正直ないです。
というのも先に紹介したJBLとTASCAMのスピーカーと比較してしまうとお買い求めやすさの代償として音の解像度はそこまで高くない印象が強いです。
あくまで個人的な意見ですが「とりあえずDTMをスタートさせたい!だけど、評価の高いモニター用のスピーカーに絞ったりする経済的余裕はない…」と言ったビギナーの方にオススメするべき商品かなと。
とにかく再生機が欲しいって方にはもってこいだと思うので是非検討していただければと思います。
初心者におすすめのヘッドホン3選
1. SONY MDR-7506
筆者自身、ヘッドホンに関しては強い拘りがあります。
その拘りの1つとして存在しているのがSONYのMDR-7506です。
私はこのヘッドホンをかれこれ7年以上愛用しているのですが、DTM初心者の方に強くオススメしたいです。
私がDAWを触り始めた頃に購入した2台目のヘッドホンがこの7506で、長期間使用しておりますが故障等は一度もないですし使いやすさは抜群だと感じています。
先に書いておきますが価格は最安値で10980円、最高値で14000円ぐらいなので間をとって約12000円あたりで買えると思っておいて欲しいです。(店舗によって微妙な差はあります)
7506はハウジングシールが青いことから通称・「青帯」と呼ばれており、簡単に言えばレコーディング業界の基準とも言えるスタジオモニターヘッドホンです。
そして、スタジオモニターヘッドホンの実力は宅録環境でも大いに発揮されます。
プラグがステレオミニとステレオ標準の両方に対応しているのでインターフェースにもPCにも接続させることが可能で、この一台だけでヘッドホンが完結してしまうところが大きな魅力です。
コンパクトに折りたためるので持ち運びにも便利な上に密閉型なのでフィット感も最高。
また、肝心な音質に関してですが、全体的にバランスよく聴こえるのが良いです。
あまり出力される音域にバラつきがないので、曲のミキシングもされる方にはさらにオススメです。
2. AKG K271MKⅡ
次はAKGからK271MKⅡをご紹介します。
人気のAKGスタジオモニターシリーズ「K271 STUDIO」の後継機である「K271 MKII」はユーザーからの評価も高いヘッドホンです。
専門学生の頃、少しだけ使用したことがあるヘッドホンですが、とにかく遮音性が高い点がストレスを感じなくて良かったです。
7506は名機ではあるのですが、マイク録りをしている際にヘッドホンからの再生音をマイクが拾ってしまうことがたまにあるのですが…
このK271MKⅡはハウジングがアラウンドイヤータイプで音漏れ防止の構造になっているのでその心配がないんですね。
さらにネットでセールを狙うと10000円ちょいで購入出来たりするので価格もモニター用と考えれば優しいです。
あとはヘッドホンを頭から外すと自動で再生音をミュートしてくれるミュートスイッチ機能も搭載されているので便利です。
音質に関してですがこれもまた7506と同様に各帯域がフラットで聴こえる感じで特定の音域だけ強く前に出るような鳴りはしません。(あくまで個人的な感想です)
音の鳴りの種類的にもDTMにおける最初の一台に適していると思います。
そしてAKGは世界的にも認めらているオーディオメーカーなので、とりあえずメイン機第一号として購入するのはありだと思います。
3. audio technica ATH-M50x ブラック
3つ目に紹介するのはaudio technicaのATH-M50x ブラックです。
筆者自身audio technicaの大ファンで、モニター用はSONYの7506を使ってはいますが、シンプルに音楽を聴く時のヘッドホンやイヤホンはaudio technicaの製品を購入するようにしています。
audio technicaは日本を代表するオーディオ機器メーカーで、日本の職人の技術が音質に表れていると感じます。
audio technicaが作り出す音の質感の特徴はとにかくメリハリだと思います。
あまり音像はぼんやりとしていなくて音の映像が形としてはっきりしていて、低音もビシビシと主張してくるイメージです。
DJの方とか自宅でトラックメイクする方なんかには向いているサウンドだと思います。
さらに、国内での定番モニターヘッドホンはSONY製品になりますがアメリカではそのポジションがまさかのaudio technica。
このATH-M50xも海外で多く使用されていて、さすがメイドインジャパンといった感じです。
価格はAmazonやサウンドハウスだと18420円での販売となっていて、上の2つに比べると少しだけ高めではありますがクオリティは間違いなしです。
初心者におすすめのMIDIキーボード3選
1. KORG microKEY2-25
MIDIキーボードデ一番最初に紹介したいのはKORGのmicroKEY2-25です。
薄型で軽量なのが机に置くという点では考えられた設計だと思います。
USBケーブルでPCと接続するだけで使用可能なので難しい設定等も必要ありません。
価格は新品で約7000円と手も出しやすいのがポイントですね。
ただし鍵盤が25鍵なのでとりあえずMIDIキーボードが欲しいと言う方向けかもしれないですが、とにかくオススメの一台です。
2. AKAI MPK mini MK3
AKAIのMPK mini MK3は私が今の所、一番長く使用しているMIDIキーボードです。
サンプラーで世界的に有名なメーカー・AKAIが出しているリーズナブルなシリーズのMPKはコンパクトなサイズで省スペースにも最適です。
パッドも搭載されている為、サンプラーとしても使用することが出来るのが嬉しいです。
鍵盤でのMIDIの打ち込み以外にもドラムなどをテンポ良く叩きたい場合はこのキーボードがオススメだと思います。
そして付属のサウンドやMPC Beatsなどのツールも豊富でサウンドデザイナー制作のサンプルライブラリでDTMをより充実なものにさせてくれます。
3. NEKTAR SE49
Nektar SE49 には、コンピューターを使った音楽制作をスタートするために不可欠な機能が揃っている定番のMIDIキーボードです。
49鍵と使える音の幅も広く、少しグレードの高いキーボードの購入を検討されている方にオススメです。
さまざまなMIDI音楽ソフトとの互換を持ち、ベロシティ対応のでホイール、フェーダーといった必須のコントローラーが搭載されていることは勿論、定評ある Nektar DAWインテグレーションにも対応しているのでこの一台だけで幅広いクリエイトが可能です。
価格もサウンドハウス等でセールを狙うと10000円いかないで手に入れることが出来るので、気になる方はチェックしてみていただけたらと思います。
初心者におすすめのマイク3選
マイクは他のDTMアイテムに比べてお金が出てしまうジャンルです。
これは仕方なくて、むしろマイクにかけるお金を渋ると良いDTMの環境にならないこともあるので予算はある程度高めに考えてもらった方が良いかもしれません。
ここからはおすすめのマイクについて紹介していきます。
1. sE ELECTRONICS sE2200
最後はDTMで使用するマイクでオススメの製品を紹介していきます。
最初に紹介するのはsE ELECTRONICSのsE2200です。
このコンデンサーマイクは筆者も現在レコーディングの際に使用しています。
体験してみての感想をここに記しますが、音は硬めでキリっとしています。
メーカーのオープン価格で31680円とコンデンサーマイクの中では安いのですがコスパは非常に高いと思います。
自分自身、本来レコーディングはスタジオで録音するのが一番望ましいと考えていて、DTMではプリプロとしてのクオリティで手軽にボーカルやラップを録れる機材が良いなと思っていたところ、このsE2200に出会いました。
そして、実際に使用してみたところ本番のレコーディングにも適している音質とパワーがあるなと感じました。
指向性はカーディオイドなのですが、割と広いレンジで音を収音してくれる印象です。
sE2200はポップガードも付属で付いてきますし、サイズもギュッとコンパクトになっているので宅録にはマッチしていると思います。
人生初のマイコンデンサーマイクには非常に良いかもしれません。
2. AKG C214
続いて紹介するのはAKGのC214です。
やはりスタジオ定番のC414の廉価版なだけあってスペックは高いと思います。
スタジオでAKGのマイクには幾つか触れてきましたが、それらの機材と大きな差はない音質が約35000円と言う価格で実現出来ています。
そして、なんとなく女性がよく使っているイメージが強かったのですが、周波数特性が20〜20000Hzなので低音をそこまで拾わない分、高めの声にフィットする代物なのかなと納得がいきました。
音質に関しては物凄く高解像度と言うわけではありませんが、とてもクリアに聴こえます。
音としての雑味がなくて良い意味で平均的な音が表現可能です。
さらに、ボーカルとは限らずアンビエントマイクとしても活用出来るのが賢いですね。
なので、ギターやパーカッションなどを録音する際にもパフォーマンスを発揮すると思います。
これからDTMを始めたい女性や高めの声を生かしたい男性のDTM初心者の層にオススメしたいマイクです。
3. NEUMANN U87Ai
最後は初心者の価格という面に関しては無視する形にはなりますが、一度は触れて欲しいザ・コンデンサーマイクを紹介していきます。
それこそがNEUMANNのU87Aiです。
NEUMANNサウンドとも称されるハイエンドオーディオメーカーのNEUMANNが自社の顔として世に送り出したのがU87Ai。
世界のレコーディングスタジオに常設されている定番中の定番とも言えるコンデンサーマイクで、指向性切り替えの機能が搭載されており、専用のサスペンションホルダーが特徴的。
オーケストラや劇伴の録音におけるメインマイクとしても使える上に、幅広いボーカリストに対応した唯一無二の構造があり高級感に溢れています。
さらに最大音圧127dBにも歪みなしで耐久処理可能と言うタフな一面もあります。
あくまで個人的な見解ですが、シンプルな低域の成分と心地の良い中高域の混ざり方が素晴らしく、高音質を体感することが出来るのもスタジオで愛用される理由だと思います。
中々プロ音響の世界にいないと見かけることのない名機だと思いますが、コンデンサーマイクと言えばこのU87Aiといっても良いです。
正直、宅録やDTMでは持て余してしまうかもしれませんが、プロが使っているような機材がどうせなら欲しいという方向けに紹介させていただきました。
まとめ:これからDTMを始める方へ
最後にこれからDTMを始めようと考えている方に伝えたいことがあります。
まずはとりあえず形から入ってみることです。
DTMはどうしてもお金がかかってしまいますし、プラグインやソフトウェア音源の種類、専門用語を覚えるのにも一苦労だと思います。
周りの友達がDTMで曲を作っている姿を見ても、なんだか難しそうに感じるものです。
ですが、始めてみると意外に楽しく知識を習得することが出来たりします。
なので、勇気を出してPCを購入してみることを強く推したいです。
そして、DAWを触る上で最低限必要な知識があるとするならば、それは様々な楽器の存在を知ることだと思います。
この世には管楽器だけでもサックス、トランペット、トロンボーンなど複数の楽器が存在していて、それぞれ音に違いがあります。
どんな楽器が音楽の中で使われているのかを知る為にも、普段からとにかく音楽を楽しんで欲しいです。
最終的には自分自身でどのソフトでどのような録音環境でどんな楽曲を生み出していくのかは決めていくことになると思うので、始める前にイメージトレーニングすることが大事だと思います。
DTMで楽曲制作をして、世に創作活動の集大成を解き放つミュージシャンたちは10年前に比べて格段に増えました。
そして、これだけインターネットも普及しているのでDTMのヒントは沢山転がっています。
私はこの記事の読者の方々が正しい情報をゲットして、後に素晴らしい楽曲をクリエイトしてくれることを楽しみにしております。