きのこ帝国「渦になる」 <収録楽曲> 1.WHIRLPOOL 2.退屈しのぎ 3.スクールフィクション 4.Girl Meets Number Girl 5.The Sea 6.夜が明けたら 7.足首 2012年に発売されたきのこ帝国の全国初の流通版「渦になる」 メジャーデビュー前のミニアルバムだが、どこか陰鬱な影を残しながらも優しく人の痛みに寄り添ってくれるようなこの作品はファンの中でも「最高傑 […]
黒い羊、エキセントリックなど欅坂の楽曲には暗くメッセージ性の強い楽曲が多いけど、中でも「もう森へ帰ろうか?」は個人的に欅坂史上最強に救いのない楽曲なんじゃないかと思う。 例えば黒い羊は社会の中での疎外感や孤独、人と違うということで迫害されることを歌った楽曲だけど、曲の最後では「それなら僕はいつだって それでも僕はいつだって ここで悪目立ちしていよう」と主人公の中で周りと違う自分を認め、楽曲の中で主 […]
2019年にリリースされたBeckの14枚目のアルバム「Hyperspace」。 真っ赤なセリカと白いジャケットのBeck、そしてカタカナで書かれる「ハイパースペース」の文字。 このアルバム名は1979年アタリ製のビデオ・ゲーム『アステロイド』からインスパイアされたもので、日本人は多分少しダサいと思えるかもしれないけど、Beckのレトロフューチャーなオタク要素が垣間見える部分でもある。 ファレル・ […]
1994年に発売されたPavementの2ndアルバム「Crooked Rain」。 ローファイサウンドは健在だけど1stよりは整ったアルバムで、それでもやっぱりへろへろしてて頼りないのだけど、Pavementの最高傑作と言えるアルバムだろう。 このアルバムは「こういうコンセプトのアルバムです」と言い切ることはできない。一応ロックンロール批判的なフレーズはちょくちょく登場し、スマパン […]
死をテーマにした前作から6年、現代における生き方の指針の一つを提示したVampire Weekendの名盤! 6年ぶりに発売されたVampire Weekendの4作目のスタジオアルバム「Father of the Bride」。 前作「Modern Vampires of the City」ではソングライティングの要でもあったメンバー、ロスタム・バトマングリが脱退し、この6年の間はメンバーもソロ […]
前3作の良いところを凝縮したThe Jesus and Mary Chainの4枚目「Honey’s Dead」。 進化した凶暴なノイズと甘いメロディが心地良い名盤! トラックリスト 1. Reverence 2. Teenage Lust 3. Far Gone and Out 4. Almost Gold 5. Sugar Ray 6. Tumble Down 7. Catch F […]
寺山修司のカルト映画からつけられたアルバムでもあるStereolabの4作目「Emoeror Tomato Ketchup」。 二元論の止揚というテーマを内包し、近未来的にも時代錯誤にも思えるサウンドが楽しめる必聴盤! 1996年にリリースされたStereolabの代表作とも言えるアルバム「Emperor Tomato Ketchup」。 アナログシンセを駆使し、トータスのジョン・マッケンタイアが […]
ファンから最低だと言われ、David Bowieに最高傑作と言われた作品 Luluは2011年にリリースされたLou Reedの21作目のオリジナルアルバムで、Lou Reedの遺作となったアルバム。 メタリカとルー・リードという異質のコラボで知られる作品で、David Bowieがルーの奥さん、ローリー・アンダーソンにこんなことを言ったことでも知られている。 「いいかい、これはルーの最も素晴らし […]
大衆的であると同時に「生き残り」に対する強い意思表示でもある3作目「Automatic」。 前作同様ドラムマシーンを使用した軽快さとヘヴィーさを伴うJAMCの第2章! トラックリスト 1. Here Comes Alice 2. Coast to Coast 3. Blues from a Gun 4. Between Planets 5. UV Ray 6. Her Way of Pray […]
「外の世界」へと関心を向け続けていたBeckがアコースティックギターを基調としたサウンドで紡ぐ「個々の内面」へと向かうアルバム。私的Beckの最高傑作! 個々へと向かう原点回帰 緻密なストリングスとアコースティックギターを基調とした本作は、ブルースやフォークにヒップホップのビートを流す「Mellow Gold」や「Odeley」のBeckのイメージとは少し離れた作品なのかもしれない。 […]