【超初心者向け】おすすめのレコード用カートリッジ4選を紹介!
レコードを買い始めると気になるのがメンテナンス方法ではないでしょうか。
レコードには様々な部品がありますが、カートリッジはその中でも音質にダイレクトに影響しますし、種類もたくさんあるのでハマってしまうと抜け出せなくなる魅力があります。
今回はカートリッジについての基礎知識や種類、そしてまずは初心者でも手を出しやすいおすすめのカートリッジを紹介します!
カートリッジとは
レコードプレーヤーのピックアップ部分は基本的に「カートリッジ」「トーンアーム」「ヘッドシェル」の3つで構成されています。
細かい名称にも名前がありますが、大まかに針を支えている部分がカートリッジになっています。
機能としてはレコードに刻まれた振動を電気に変える発電機のような機能を担っています。
料金はピンキリですが安いもので約7,000円〜購入することができます。高いものになるとカートリッジだけで数十万円するものもあります。
カートリッジを変えるメリット
音質が向上する
先ほど紹介したトーンアームやヘッドシェルを交換するだけでも音は変わりますが、カートリッジはその中でも特に大きく音質の変化に関わる部品です。
高いものであればあるほど音質は向上し、SN感と呼ばれる電気信号に含まれるノイズの比率が少なくなると言われています。
カートリッジの種類
MM型
スタンダードなカートリッジの形式がMM型です。
MMとは(Moving Magnet)の略で、後に説明するMC(Moving Coil)型とは発電方法が違います。
針交換が可能で、安価なものから高価なものまで幅広くあります。
また、出力が高く、3mV以上あるのでそのままアンプのフォノ入力にインプット可能です。
MM型のカートリッジは初心者におすすめと言えるでしょう。
MC型
MC型は針交換ができないため、交換する際はメーカーに頼んでカートリッジごと交換する必要があります。
また、MC型の場合は昇圧トランスかヘッドアンプが必要です。
振動系構造が複雑になっているため、値段も一般的にMM型よりも高価であることが多いです。
メリットとしては周波数レンジが幅広く調整でき、構造上音質もクリアになるので、よりこだわりたい人におすすめのタイプと言えます。
おすすめのレコードカートリッジ5選
Audio-Technica ヘッドシェル付きVM型ステレオカートリッジ AT-VM95E
オーディオテクニカが販売するリーズナブルに買える定番のカートリッジの一つ。
VM型とはMM型の一種で、オーディオテクニカが特許を持つ形式です。
10,000円前後で購入することができ、まろやかで癖のなくクリアな音質へのグレードアップが期待できるので、カートリッジを初めて交換してみたいと考えているならおすすめします。
また、ヘッドシェル付きなので交換もしやすいです。
ortofon 2M-RED
オルトフォンが販売するミドルクラスのMM型のカートリッジ。
相場は1万円〜1万5000円で、ニュートラルなバランスで音質の解像度を上げることができます。
コストパフォーマンスが高く、音に少しこだわってみたいと考えているならまずは手を出しやすい商品です。音質には定評があります。
NAGAOKA カートリッジ MP-110H
ヘッドシェル付きですぐに使えるタイプのナガオカのカートリッジ、MP-110H。
相場は2万円前後といったところで同社の高級モデルよりは比較的お手頃なタイプになっています。
このクラスのものを買うと遜色なく良い音がすると実感できるようになります。
バランスよくレンジがまとまっているので、ジャズやロック、クラシックなど幅広いジャンルで活用可能です。
DENON DL-103
MC型カートリッジの定番商品であり、相場は4万円程度です。
MC型カートリッジの繊細な音を楽しむことができ、比較的高出力なので昇圧トランスやヘッドアンプを調整して最適な音を探しながら聴くとより楽しむことができます。