2020年– date –
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洋画
グザヴィエ・ドラン「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」あらすじ感想 天才が描いたスターの苦悩
華やかな芸能界の中で苦悩するスターと秘密の文通をする少年の物語。 「説明できない」という人間に対する絶望的な不信感を描きながらも、グザヴィエ・ドランのセンスがいまいち爆発しきらなかった作品 監督:グザヴィエ・ドラン 脚本:グザヴィエ・ドラ... -
洋楽
The Jesus and Mary Chain「Automatic」アルバムレビュー
大衆的であると同時に「生き残り」に対する強い意思表示でもある3作目「Automatic」。 前作同様ドラムマシーンを使用した軽快さとヘヴィーさを伴うJAMCの第2章! トラックリスト 1. Here Comes Alice 2. Coast to Coast 3. Blues from a Gun 4. Between... -
洋画
映画「ミッドサマー」あらすじ感想 居場所を無くした人間の最後の心の拠り所
監督・脚本:アリ・アスター 出演:フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィル・ポールター、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、ウィルヘルム・ブロングレン、ジュリア・ラグソースン、アーチー・マデクウェ、エローラ・トルキア 2018年「へレ... -
洋楽
Beck「Sea Change」アルバムレビュー「失恋記録」と呼ばれた名盤
「外の世界」へと関心を向け続けていたBeckがアコースティックギターを基調としたサウンドで紡ぐ「個々の内面」へと向かうアルバム。私的Beckの最高傑作! 個々へと向かう原点回帰 緻密なストリングスとアコースティックギターを基調とした本作は、ブルー... -
邦楽
小袋成彬「Piercing」アルバムレビュー 喪失と都会の生活の幸福
トラックリスト 1. Night Out 2. Night Out 2 3. Turn Back 4. Bye 5. New Kids 6. In The End 7. Sung 8. Three Days Girl 9. Down The Line 10. Tohji's Track 11. Love The Past 12. Gaia 日本版「ネット上の人間関係における調査」 こういう断定的な... -
邦画
映画「ラストレター」あらすじ感想 手紙を通して語られる学生時代と現在の物語
監督・脚本・原作:岩井俊二 出演:松たか子、広瀬すず、福山雅治、神木隆之介、森七菜、鹿野英明、小室等、水越けいこ、木内みどり、鈴木慶一、豊川悦司、中山美穂 「スワロウテイル」「リリィ・シュシュのすべて」の岩井俊二監督の最新作「ラストレター... -
洋画
人生の真実を描く天才、グザヴィエ・ドランのおすすめ映画5選
弱冠19歳で監督・脚本デビューを果たし、日本でも人気のある映画監督グザヴィエ・ドラン。 ゲイであることをカミングアウトしている監督でもあり、彼の作品は現代の若者の視点から「愛」や「家族」に対する普遍的なテーマを観客に投げかけるものが多いです... -
邦画
今泉力哉監督 映画「his」あらすじ感想 リアルな社会の視線と愛情を描いた秀作
偏見とも言い難いあまりにもリアルな男性同士のカップルへの社会の眼差しと、その中ではぐくまれた愛情を詰め込んだ今泉力哉監督の力作。社会的な問題を描きながらも焦点はどこまでも人間の愛にある映画。 https://youtu.be/t-IrudqKCso 監督:今泉力哉 脚... -
洋画
Netflix映画「マリッジ・ストーリー」感想レビュー 人生を前に進めるための離婚を描いた名作
スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライヴァーの熱演が光る離婚ドラマ。結婚だけでなくそもそも人間関係のすれ違いや認識のずれについても考えさせられるウィットに富んだ名作! https://youtu.be/zRL2bivKtjo 監督:ノア・バームバック 音楽:ランディ... -
洋楽
The Jesus and Mary Chain「Darklands」(1987)アルバムレビュー
フィードバックノイズを捨ててより聴きやすい音楽へと進化した一枚。「闇の国」という「何も起こらない場所」への憧れから、現実へと向き合うことを選んだThe Jesus and mary Chainの決意表明 収録曲 アンダーラインが引いてあるのは個人的に好きなトラッ...