【7ジャンル比較】レコードの買取価格・値段をジャンル別に徹底調査！

レコードを売りに出したいけど相場が分からない、という方も多いかと思います。

レコードは数十万円と値段つくものから数十円で買い取られるものまでピンキリです。

今回は元レコード屋店員だった筆者が、レコードの買取の相場を7ジャンルごとに解説していきます！

また、高く売れるレコードの特徴や売るタイミング、そして高く買い取ってくれる店がどこなのかについても合わせて解説しているので是非参考にしてみてください！

ジャンル別買取相場を調査

1. 邦楽（シティポップ）の買取相場

邦楽（1990年以前）の買取相場はかなり幅が広く数百円のものから数十万円のものまであります。

下に主なアーティストの高価買取参考価格をまとめました。データはSetagaya Recordsの2021年11月時点の実績を基に作成されたものになります。

（データ引用元：https://setagayarecords.co/2021/11/03/post-17077/）

山下達郎のレコードは根強い人気があるため、希少性が高くライナーなどの付属品も完備されている状態だとかなり高値が期待できます。

シティポップというジャンル自体、海外からも人気があるジャンルなので、昔の邦楽のレコードは比較的高値が付きやすいものも多いです。

特に、山下達郎、大貫妙子、竹内まりや、松任谷由美辺りのレコードを持ってる方は高価買取が期待できるものもあるかもしれません。

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2. 邦楽（1990年以降）の買取相場

（参考：ディスクユニオン柏店、http://blog-shinjuku-jp.diskunion.net/Entry/6252/）

90年代以降の邦楽の買取相場は数百円〜10,000円です。

レコードファンから根強い人気があるシティポップのようなジャンルと比較すると少し値段相場は落ちます。

とはいえ年代が新しい分まだまだライトなファンからも需要があるところなので、極端に安いものが少なく、割と値段が安定しているような印象です。

3. 洋楽ロック（60年代〜70年代）のレコードの買取相場

(参考：エコストアレコード、https://setagayarecords.co/product_genre/60_70_overseas/)

60年代のロックのレコードはかなりピンキリで数百円〜数十万円です。

ビートルズ1つとっても100円くらいでしか買い取ってもらえないものから数十万円するものもあります。

US/UKオリジナルや付属品完備のもの、あとは表の5番目のピストルズのところに表記があるよう、マトリックス番号（製造番号）が1/1のものは高値が付いています。

これは製造番号が1ということは本で言う初版であり、レコードの場合は初めに製造されたものの方が音質が良いとされているため高値がつくということです。

なのでこういったアイテムがないかチェックしてみると意外と昔のレコードでも高値がつくものがあるかもしれません。

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4. プログレッシブロックの買取相場

（参考：https://setagayarecords.co/product_genre/progressiverock/）

ロックの中でも音楽好きから根強い人気を誇るジャンルのプログレッシブロック。

オリジナル盤はもちろん、帯付きの国内盤もまだまだ高く買取されてるのでお持ちの方は是非査定に出してみると良いと思います。

特にPink Floyd、King Crimson、Yes、Can、Genesisなどは人気も根強いのでおすすめです。

5. オルタナティブ/インディーロック（80年代以降）の買取相場

（参考：https://drive.google.com/file/d/1tl2Upwf85boFYyLhAuhDksjY_n-E93kt/view）

80年代以降のインディー・オルタナティブロックは若干他のジャンルより相場が安めで、数百円〜数万円がといったところです。

特にこの時代のものは、カラーヴァイナルのアイテムだったり、最初期プレスの際につくDMM刻印が入ってるようなレコードに高値がつく傾向があります。有名どころだとマイブラのLovelessとかですね。

売る際はこういったお宝のレコードがあるか見てみると良いと思います。

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6. ソウル/ファンクの買取相場

（参考：https://recouru.com/column/）

ソウル・ファンク系のレコードは極端に高いものがあるというよりは割と安定している印象です。

とはいえ、名盤と呼ばれる作品が多いので人気が安定しているジャンルの一つでもあります。

また、国内ではそこまで知名度がないような作品でも、国内盤の帯付きのレコードは海外からの人気のために思った以上の価格がつくケースもあるようです。

7. ジャズの買取相場

ジャズのレコードは安定して高額のレコードが多いジャンルになっています。

そのため、高価なものだと数十万円を超えるものが少なくありません。

また、表の4番目で紹介した秋吉敏子「トシコ、旧友に会う」は帯がないと買取価格が15,000円ほどにまで下がるため、付属品があるかどうかで買取価格が大きく変わるかが分かります。

これは、コアな海外ファンに人気があるような作品だとコレクションとして集めてる人が多く、帯の有無や状態にこだわる人も増えるからです。

海外のアーティストだとBill Evans、JOHN COLTRANE辺りは人気も高く、希少性の高いものはかなりの高値が付いている印象でした。

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高く売れるレコードの特徴

1. ジャケット・盤面ともに状態が良好

当たり前ではありますが、ジャケットと盤面の状態は買取価格に大きく影響します。

これはレコード店がレコードを販売する際、ジャケットと盤面のコンディションをそれぞれ下記のように記載し、それを基にお客さんが買うかどうかを判断するためです。

そのため、例えばジャケットは綺麗でも、盤面の状態が良くないものは表記を見れば分かってしまうので売れ辛くなります。そのため値段も下がってしまうことが多いです。

2. 付属品に欠品がない

それぞれのジャンルのところでも少し解説しましたが、付属品が揃っているかどうかはかなり重要です。

付属品には主に以下のようなものがあります。

特に帯は「Obi」とも呼ばれており、海外から人気のため帯が付いてるかどうかは買取価格に大きく関わってきます。

また、付属品ではありませんが、シュリンクと呼ばれる薄い膜でジャケットが覆われているものの場合、このシュリンクが残っているままだとジャケットの保存状態が良好だと見なされ、価格が少し上がる傾向にあります。

3. 初回限定盤、生産限定盤

廃盤と言われてるもう流通していないレコードは当然希少価値が高く、価値が上がります。

また、レコード基本的に最初に生産されたものの方が音が良いとされているので、初回にプレスされたものは再発盤と比べると何倍も値段の差がつくことがあります。

そのため、下記に当てはまるレコードは高く値段がつくことが多いです。

オリジナル盤とはアルバムが発売された当時、マスターテープを保有していた国で最初にプレスされたレコードを指します。

オリジナル盤は生産時期が早いので、音が良い傾向にあり、値段が上がります。

また、マトリクス番号とは製造番号のようなもので、小さい方が先に製造されたものになります。

そのため、MAT1/1（A面両面共に1の意味）と書かれている場合は高価買取してもらえる可能性が一気に上がります。

初回生産されたものの中でも更にこのマトリクス番号が小さいと更に値段が上がるようなイメージです。

レコードが高く買い取ってもらえるタイミングは？

レコードショップはそのジャンルに特化したセールを実施するとなると、その少し前は商材を集めなければならないので買取価格を上げて宣伝することが多いです。

そのため、セール前にその該当のジャンルのレコードを持っていくと高く売れることがあります。

そのため、レコードショップのHPのお知らせなどを定期的に見るようにしましょう。

とはいえ、名盤と言われているようなものは安定的に人気があるものは基本的にそこまで急騰したり急落することはないので、まずは無料査定してみるのも手です。

あとはタイミングだけではなく、買取実績がある専門性の高い店に持ち込むことも高価買取の上で大切なので、実績はしっかり見るようにしましょう。（もちろんハードオフのようなレコード以外を扱っているようなお店は基本的に買取価格が安いです）

実績が多く、おすすめできるレコードの買取店は下記の記事でまとめています。合わせて参考にしてみてください！

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レコードのおすすめ買取店5選を比較！選び方や高く買い取ってもらうコツを紹介

特にこだわりがないのであれば鑑定歴30年、買取実績1000万枚の実績を持つエコストアレコードとかが良いかなと思います。

ここだとアプリで手軽に仮査定ができるので、いざ査定してみて「こんな安いなら売るんじゃなかった」となる事態を避けられるのも魅力です。

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