The Beatles(ビートルズ)のレコードの買取相場を徹底調査!

ビートルズのレコード

解散から50年以上経った現在でも根強い人気を誇るThe Beatles。

ビートルズのレコードは同じアルバムでも何百円で買取されるものから何十万円と値段がつくものまで様々です。

1stプレスかUKオリジナル盤か、帯の種類はどうか…など、レコードの価格に影響する要素は多くあるため、初見ではどのレコードに価値があるのか判断するのが難しいと思います。

今回は元レコード屋で働いていた筆者がビートルズの買取相場や高く買取されるビートルズのレコードについてまとめました!

もしかしたらビートルズのお宝レコードが知らず知らずのうちに家に眠ったままになっているかもしれませんので是非参考にしてみてください。

目次

高く買取されるビートルズのレコード一覧

下記に実際のレコードストアが公開している買取リストから、高く買取されるビートルズのレコードと参考価格をまとめました。

国内盤はカタカナで表記しています。

タイトル買取参考価格内容
THE BEATLES/YESTERDAY AND TODAY650,000円CAPITOL/T-2553/USオリジナル/MONO/ブッチャー・カバー/1stステイト
THE BEATLES/PLEASE PLEASE ME150,000円PARLOPHONE/PMC 1202/UKオリジナル/MONO/GOLDラベル/DICK JAMESクレジット/ANGUS右寄
THE BEATLES/WHITE ALBUM50,000円APPLE/PMC 7067~8/UKオリジナル/MONO/2LP/オープントップ/EMI無し/マト全面1/ポスター/フォト4枚/黒インナー
ビートルズ/ラバー・ソウル10,000円東芝音楽工業/OP-7450/水色半円帯/赤盤/ライナー
ビートルズ/レット・イット・ビー120,000円東芝音楽工業/AP-9009/初回ボックス/丸帯/赤盤/写真集/ライナー
ビートルズ/ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!180,000円東芝音楽工業/OP-7123/水色三角帯/定価1750円/赤盤/ライナー
ビートルズ/ビートルズ300,000円Odeon/OR-7041/掛け帯/赤盤/LONG PLAYINGラベル/インサー付き/ペラジャケ/定価1,500円表記
ビートルズ/サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド10,000円東芝音楽工業/OP-8163/赤盤/はみ出し帯
ビートルズ/マジカル・ミステリー・ツアー1,000,000円OP-4335/国内盤7inch/赤盤/帯付

(参考:https://setagayarecords.co/2021/11/17/post-16841/,https://ecostorecom.jp/column/beatles)

また、基本的にはオリジナル盤(マスターテープを保有していた国で最初にプレスされたレコード。ビートルズの場合UKオリジナル)が高く値段が付きますが、ビートルズの場合は国内盤もかなりの高価格で買取されています。

ちなみに1番上で紹介した「YESTERDAY AND TODAY」のUSオリジナルのブッチャーカバー(1stステイト)は、レコードコレクターの中では有名なレコードです。

表紙が赤ん坊をモチーフにした少しグロテスクなものになっているため、発売前に回収されたのですが、市場に流出してしまったために希少性がかなり高く取引されることになりました。

ビートルズのレコードは世界各国で販売されているため、こういった思いもよらない高価買取されるアイテムが存在します。

ここからは高価買取されるビートルズのレコードの特徴を紹介していきます。

高価買取されるビートルズのレコードの特徴

1. UKオリジナル

これはビートルズに限った話ではありませんが、基本的にはオリジナル盤の価格は高いです。

オリジナル盤とは先ほども少し触れましたが、マスターテープを保有していた国で最初にプレスされたレコードを指します。

オリジナル盤は生産時期が早いので、マスターテープが劣化しておらず音が良い傾向にあり、値段が上がります。

ビートルズの場合は基本的にイギリスで販売されたもの、そしてリイシュー盤(再発盤)ではなく最初にプレスされたものが高く値段がつきます。

持っているレコードの製造国を見分ける方法としては裏面や背表紙にMade in〜、Printed in〜など書いてあることが多いので、そこで確認するようにしましょう。

ビートルズのレコードの裏面の製造国記載箇所

上記は国内盤なのでわかりやすいですが、このように書いてあることが多いです。

また、帯は国内盤にしかないものになるので、帯がついていたら国内盤(日本盤)になります。

2. 帯付き(特に半掛け帯)

先ほども少し触れましたが、UKオリジナル以外は安くなってしまうのかというとビートルズの場合そうではありません。

例えば国内盤にしかついてない帯付きのレコードは海外で「Obi」と表記され、海外のコレクターから人気が高いアイテムになっています。

そのため、世界的に人気のビートルズの国内盤の帯付きのアイテムで希少性が高いものだとかなり高値で査定される傾向があります。

また、ビートルズのレコードの高価買取されやすい帯には3種類あり、その中でも値段が高くなりやすいのは半掛け帯です。

一概には言えませんが、傾向としては「半掛け帯>水色V帯>半円帯」の順に高価買取されやすくなっています。

自分のレコードがどのくらいの価格になるのか、エコストアレコードだと24時間電話受付で仮査定にも対応しているので、自分で調べるだけだと不安な方はこういった方法も検討してみてください。

無料でレコードの仮査定をする

半掛け帯

ビートルズのレコードの半かけ帯

※買取参考価格:160,000円(東芝音楽工業/OR-7060/半掛け帯/赤盤/ライナー)
(出典:https://setagayarecords.co/2021/11/17/post-16841/)

水色V帯


※買取参考価格:180,000円(東芝音楽工業/OP-7123/水色三角帯/定価1750円/赤盤/ライナー)
(出典:https://setagayarecords.co/2021/11/17/post-16841/)

半円帯


※買取参考価格:50,000円(東芝音楽工業/OR-7103/水色半円帯/赤盤/特典カラーポートレート/ライナー)
(出典:https://setagayarecords.co/2021/11/17/post-16841/)

3. 赤盤かどうか


(出典:https://amzn.to/3RokYqt)

赤盤とは赤い盤面のレコードのことです。

東芝が1960年代から70年代までという短い製造期間で製造していたためにプレミアが付きやすくなっています。

4. マトリクス番号が小さいか

レコードの盤面のマトリクス番号

これもビートルズのレコードに限った話ではありませんが、マトリクス番号が若いレコードの方が高値がつきやすくなっています。

マトリクス番号とは製造番号のようなもので、小さい方が先に製造されたものになります。

そのため、番号が若い方が初回盤の中でも先に製造されたものになるので、1/1(A面B面両面共に1の意味)の場合は高価買取してもらえる可能性が一気に上がります。

5. 付属品がついてるか

レコードは盤面やジャケットの状態ももちろん大事ですが、付属品が完備されているかも査定に大きく影響します。

・国内盤の帯
・ライナー
・ブックレット
・ステッカー

特に国内盤の場合は帯がついているかどうかはかなり価格に影響します。

他にも解説などが載っているライナーだったり、特典のブックレットやステッカーなどがあるものは高価買取されやすいです。

まずは無料査定をしてみることをおすすめ

自分が持っているレコードがいくらか知りたい方はまずはレコードストアで無料査定をしてみることをおすすめします。

ハードオフなどのレコードを専門的に扱っているお店ではない場合だと、レコードに知見があるスタッフがおらず、高値がつきづらいこともあるので、実績があるレコードストアに持ち込むようにしましょう。

個人的なおすすめはアプリで手軽に仮査定が無料でできる「エコストアレコード」です。

1000万枚の買取実績があり買取価格に関しても評判が良く安心できるというのと、出張査定料も無料なため、こちらの負担が少なく良心的なサービスになっていると感じます。

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