欅坂46 幻の名曲「10月のプールに飛び込んだ」はなぜお蔵入りになったのか?

8枚目シングル「黒い羊」の後に発売予定だった9thシングル「10月のプールに飛び込んだ」

結果として歌番組などで披露されることもなく、披露されたのは配信ライブの2回のみMVも一部メイキング映像がドキュメンタリー映画内で披露されただけで欅坂46は櫻坂46へと改名したため、実質的にほぼファンしか知らない曲となってしまった。

「10月のプールに飛び込んだ」は歌番組で披露していた世界線があったら…と思わずにはいられない。本当に良曲だったと心から思う。

「10月のプールに飛び込んだ」がお蔵入りになった理由

「10月のプールに飛び込んだ」は2019年から存在していた楽曲であり、メチャカリやイオンカードのCMでサビの一部が使用され流れている。

しかし、フル音源が初めて世に出たのは2020年9月のレコメンで、それから1年以上経った後だった。

「欅って、書けない?」でも「2期生が失敗したら1期生がプールに飛び込んだ!」という企画を11月にやっていて、この曲を表題曲として打ち出す準備はかなり進んでいたはずだ。

ラストシングル「誰がその鐘を鳴らすのか?」は配信シングルなので、このシングルが発売中止になったことで、「黒い羊」(2019年2月発売)以降改名後の「Nobody’s Fault」(2020年12月発売)まで約2年近く握手会などのイベントもできず、損失額も相当大きかったことが予想される。

それにも関わらずお蔵入りになった理由としては、ドキュメンタリー映画を観れば分かるが、センターの平手がMV撮影に来なかったことで制作が進まなかったからだ。

それもメンバーすら知らない状態で当日ドタキャンという形で来なかったようで、そのようなスタッフのやりとりが映画内で残されている。

そしてSeed&Flower代表の今野義雄からメンバーに「平手がこの楽曲をどう表現したらいいかわからない」という理由で撮影に来ないのだと伝えられる。

その後、公式サイトで発売延期の旨が伝えられ、結局欅坂46の表題曲として発売されることはなかった。

いつも欅坂46を応援頂き、ありがとうございます。
ご案内しておりました9thシングルに関しまして、当初この冬年内のリリースを予定しておりましたが、制作を進める上でより良い作品を追求して行きたいという考えに至り、発売日を見直す事になりました。楽しみにお待ち頂いている皆様には大変申し訳ありませんが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。発売日につきましては、また改めてご案内させて頂く予定です。
今後とも、欅坂46の応援を宜しくお願い致します。(欅坂46公式サイトより)

より良い作品を追求して行きたい」という理由でアイドルがシングルの発売を延期にするのは相当特殊なことだし、当時は選抜制に変えたこともあり、運営に対して色々疑問の声も上がっていたようだが、今思うと「どう表現したら良いか分からない」なんて損失額を考えたら一蹴したくなるような意見を汲み取って対応してくれていたのだなと言わざるを得ない。

そして、それだけ平手の発言力も大きく、平手がいないとこのシングルは作れないと考えていたからこそこういう事態になったのだろう。

MV自体は平手のポジションを二期生が埋める形で制作したようだが、それも2021年7月現在では未だ世に出ていない。もう改名後に世に出すことはないのかもしれない。




「10月のプールに飛び込んだ」のMV内容は?

映画を観ると、「10月のプールに飛び込んだ」のMVは「ミッドサマー」をどことなく彷彿とさせるような山奥や、海辺で撮影されている。可愛らしい小道具を使ったような演出も多く含まれていた。

メンバーたちはそれぞれカラフルな衣装を着て、様々な役柄を演じていたそう。菅井友香のブログにMVのオフショットが一部上がっている。菅井さんは「悩める新人教師」という設定だったらしい(追記:元々出典元として菅井さんのブログを貼っていましたが、卒業に伴い閲覧不可になっていたのでリンクを削除しています)。

また、藤吉夏鈴と森田ひかるがペアになって学校の校庭のような場所で踊っているメイキングも一部公開されている(ドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実」OUTTAKEに収録)

メイキングだけでも本当に目を惹かれたので是非世に出して欲しいと思ってしまうが、櫻坂になって時間も経ったタイミングでもう今更過去を回顧するようなことは考えてないのかもしれない。

「10月のプールに飛び込んだ」は良曲だった

ここからは完全に個人の感想になるが、「10月のプールに飛び込んだ」を配信2回のみの披露でお蔵入りにしてしまうにはあまりにも勿体ない曲だと思う。

できればフェスのような野外ライブで聞きたいし、サビで森田と藤吉がバキバキに踊る姿は本当に目を惹かれるので、これを引っ提げてテレビで披露していたら、と思わずにいられない。個人の好みなのは承知だけど、タイトル・メロディーのキャッチーさも今の櫻坂の曲より上回っている気がする。

配信ライブを観ると、センター森田と藤吉を筆頭に「プールに飛び込んでいく側」と「それを見ている側」の二つのチームに分かれ、どんどんプールに飛び込んでいく人数が増えていき最後は一つになるというストーリーのある振り付けになっているのもライブ映えして良い。

幻の9thシングルとして、ファンしか知らない良曲として存在するのも良いのかもしれないけど、メンバーがせっかく作り上げたMVがあるなら見たいし、何よりこの曲が流行っている世界線が見たかったなぁと思ってしまった。




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