【超初心者向け】レコード屋店員が選ぶおすすめのレコードプレーヤー10選

レコードプレーヤー

サブスクリプションで音楽を聞くのが当たり前になった今だからこそ、趣があるレコード。

しかし、レコードで音楽を聞いてみたいけど、いくらくらいするのか、どんな種類のものがあるのか、そもそもレコードプレーヤーを買うだけですぐに聴けるようになるのかなど、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回はレコード屋で働いていた筆者がおすすめのレコードプレーヤーを10選紹介します。

初心者向けのお手軽なものを中心に、音質にこだわりたい場合まで幅広く紹介していくので是非参考にしてみてください。

レコードプレーヤーの選び方の5つのポイント

スピーカーが内蔵されているか

レコードプレーヤーにはスピーカーが内蔵されてるものと、内蔵されていないものがあります。

そのため、スピーカーが内蔵されてないものはアンプとスピーカーを別途購入する必要があります。

初めてレコードプレーヤーを買う方は、プレーヤーだけで付属品いらずですぐに聴ける、スピーカー内蔵のタイプを選ぶことをおすすめします。

不安な方は、後述の「初心者におすすめのレコードプレーヤー5選」という章で「スピーカー内蔵」と書かれているものは一体型になっているタイプのものなので、是非そちらを参考にしてみてください。

別売のものを初めから購入すると難しい上にお金もかかるので、初めは一体型のものを買い、その後音質にこだわりが出てきたらパーツを入れ替えたり、スピーカーを購入することをおすすめします。

もしスピーカーは既に持っていて、それがレコードプレーヤー対応なのか知りたいという方は以下の記事をご参考ください。RCA端子と接続が出来るかどうかを確認する必要があります。

レコードプレーヤー向けのスピーカーとは?おすすめ5選と共に解説

相場

レコードプレーヤーはピンキリですが、安いもので約8,000円〜あります。高いものは数十万円です。

基本的にアンプ・スピーカー一体型ものは安く購入することができます。

回転数

回転数は33回転、45回転、78回転の3種類があります。

例外はありますが、基本的にはアルバムは33回転、シングルやEPは45回転、SP盤が78回転です。

78回転はできるプレーヤーとできないプレーヤーがあるのでSP盤を再生したいという場合には注意しておきましょう。また対応している場合でもカートリッジを専用のものに変えるなどの対応が必要な場合もあります。

SP盤を所持していない場合は基本的には多くのプレーヤーで33回転、45回転は対応しているので気にしなくても大丈夫です。

回転方式

回転方式には以下の3つのタイプがあります。

初めて買う場合は、値段もリーズナブルなベルトドライブ方式のもので十分だと思います。

ベルトドライブ方式:現在のレコードプレーヤーの主流。回転は滑らかだが、再生音の音程やテンポが揺れることも起こりやすい。
アイドラードライブ方式:力強い音再生が可能なのがメリット。数が少なく高額化しているものが多い
ダイレクトドライブ方式:モーターとターンテーブルが直結されている方式。一定の回転速度になるまでの時間が短いため、回転がベルトドライブに比べて安定している。

録音・Bluetooth接続

PCでレコードの音源を録音できたり、Bluetoothと接続してレコードの音を聴けるものもあります。

安いものだとこれらの機能がついていない場合があるので、これらの機能を楽しみたい場合は是非チェックしてみてください。



初心者におすすめのレコードプレーヤー5選

1. ION AUDIO Max LP

・ステレオスピーカー搭載のオールインワンUSBレコードプレーヤー
・ベルトドライブ方式
・スマートフォン(iOS11以上は非対応)、PC録音可能
・ヘッドホン端子、RCA出力端子(コンポなどに接続可能)
・33回転/45回転/78回転対応

初心者に一番おすすめしたいのがION(アイオン)のオールインワン型のレコードプレーヤー。

ステレオスピーカーを搭載しているMax LPシリーズは、電源を入れて針を落とすだけでアナログレコードのサウンドがすぐに楽しめます。アンプやスピーカーなど別途何かを買う必要がありません。

録音やヘッドホン端子など一通りの機能も揃っていて、9,000円台とかなりのお手頃価格で購入できます。

もちろん、何万円もする再生機器と比べると多少は音質は落ちますが、特に音質にこだわりはなく、初めてレコードで音楽を聴いてみたいという場合にはかなりコスパの良いプレーヤーだと思います。

筆者が実際に使ってみて分かったION Audio MAX LPの詳細に関してはこちらの記事にまとめてるので、気になる方はこちらも合わせて参考にしてみてください。

▼関連記事
【コスパ最強】ION Audio Max LPの評判・レビューを実際に使って紹介!

2. HOFEINZ レコードプレーヤー

・スピーカー内蔵
・ベルトドライブ方式
・AM/FMラジオ出力
・AUX外部入力、RCAオーディオ出力
・33/45/78回転に対応

次に紹介するのはHOFEINZのレコードプレーヤーです。

インテリアとしても利用できるようなデザイン性の高さと、多機能にも関わらず10,000円以内で買えるお手軽さが特徴です。

このレコードプレーヤーもスピーカーが内蔵してあるので、これ一つですぐにレコードを再生することができます。

3. DLITIME スーツケース型レコードプレーヤー

・スピーカー内蔵
・ベルトドライブ方式
・USB、SDカード、ラジオにも対応
・RCAライン出力
・ヘッドホンジャック
・33/45/78回転に対応

レトロ感のあるデザインと重量感が特徴のDLITIMEのレコードプレーヤー。

USBやSDカード、ラジオ対応などの多機能にも関わらず、値段もリーズナブルで10,000円以内で購入することができます。

スーツケース型なので収納や持ち運びなどの使い勝手も抜群です。

4. ION Audio スーツケース型レコードプレーヤー

・スピーカー内蔵
・USB端子
・ヘッドホン端子
・RCA端子
・内蔵充電池搭載
・33/45/78回転に対応

次に紹介するのはIONのスーツケース型のレコードプレーヤーです。

レトロなスーツケースを模したおしゃれなボディと、内蔵充電池が搭載されているため外でもフル充電で約4時間の音楽再生が行えるのが大きな特徴です。

持ち運んで利用する場合や設置場所を選ばず活用したいと考えている場合にもぴったりです。

IONのレコードプレーヤーということもあり、リーズナブルに8,000円程〜購入することができます。

5. audio-technica AT-LP60X DGM

・フルオート式のターンテーブル
・ベルトドライブ方式
・フォノイコライザーを内蔵。PHONO/LINE出力を選択可能
・33/45回転に対応

フルオート式でスタートボタンを押すだけで簡単に再生できるオーディオテクニカのレコードプレーヤー。

専用のトーンアームベース/ヘッドシェルにより、トラッキング性能の向上と不要振動を抑制しているため低価格でクリアな音質を実現しています。

ただ、こちらはスピーカーが自宅にない場合は別途購入する必要があります。

上記のリンクから「スピーカーセット」を選択すれば、スピーカーがない方でもレコードプレーヤーに使えるスピーカーをセットで購入可能です。

中級者におすすめ!音質にこだわったレコードプレーヤー5選

1. SONY PS-LX310BT

・ベルトドライブ方式
・Bluetooth対応
・MMカートリッジ対応のフォノイコライザーを内蔵
・USB出力端子搭載
・33 1/3回転, 45回転

スタイリッシュなデザインが特徴のSONYのステレオレコードプレーヤー。

レコードのオーディオレベルや好みに応じて、出力する音量をLOW・MID・HIGHの三段階で調整できるゲインセレクト機能を搭載しています。

他にも高剛性のアルミパイプを使用し、安定したトレース性能とクリアな中高音、パワフルな低音を実現しているので、リーズナブルなものの中でも音質に妥協したくないという方にはぴったりのレコードプレーヤーです。

2. TEAC TN-350-CH

・ベルトドライブ式
・MM型カートリッジ対応高音質フォノイコライザーアンプ
・RCA出力端子
・USBデジタル出力
・33 1/3回転、45回転

細部の仕上げまでこだわった美しい木目のスタイリッシュな筐体が特徴のTEAC TN-350-CH。

内蔵フォノイコライザーアンプには新日本無線製オーディオ用高精度オペアンプNJM8080を採用しているため、低歪みで高音質なレコード再生が可能です。

また、MM型フォノイコライザーアンプを搭載しているため、フォノ入力端子が無いアンプに直接接続して再生することができます。

デザインにも音質にもごたわった上質なレコードプレーヤーです。

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3. DENON DP-500M

・ダイレクトドライブ方式
・高剛性・高感度トーンアーム
・外部振動を排除する大型インシュレーター
・直径331mmの大型ターンテーブル
・33・1/3、45回転

DENONのダイレクトドライブ式のレコードプレーヤーで、高級感・上質感は抜群の製品です。

スタティックバランス式のS字型トーンアームは金属を多用したもので、剛性が高く、歪んだりすることがないので安心して使うことができます。

外部振動を排除する大型インシュレーターも搭載されており、音質には定評があります。




4. Pro-Ject X2

・ベルトドライブ方式
・33/45/78回転

良質なレコードプレーヤーを排出することで音楽愛好家に知られているPro-Jectが2020年6月に発売した《X2》は、昨年発売された《X1》の上位機種です。

最大の特徴は十分な厚みがあり、質量のあるMDFシャーシーを採用し、アナログ再生の最大の敵である共振をコントロールしていること。

硬質鋼/ブロンズ・ブッシュ/テフロン・プレート・ベアリングによる非常に静かな低ノイズを実現するサブ・プラッター構造を採用しているため、革新的なサウンドの違いを体験できる極上のレコードプレーヤーです。

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5. Akai professional BT500

・ベルトドライブ式
・Bluetooth対応
・RCA端子
・USB端子(レコードの音声をデジタルファイルに変換可能)
・LINE/PHONO切り替え可能なフォノプリアンプ内蔵
・ストレート・トーンアーム、アンチスケーティング調整機能
・針圧調整が可能なカウンターウェイト装備
・33/45回転

Akai professional BT500は高音質・多機能かつ、フォノプリアンプ内蔵でBluetooth対応しているため初心者にも使いやすいレコードプレーヤーです。

デジタルにも対応していることはもちろん、アルミダイキャスト・プラッターを使用し、完全な水平設置が可能な水平器と調節可能な脚部で、優れた音を実現しています。




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